たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

一隅を照らす運動ニュース

中華慈善総会に中国青海省地震義援金を寄託

中華慈善総会に中国青海省地震義援金を寄託

平成22年7月1日、一隅を照らす運動総本部は中華慈善総会に対して、中国青海省地震支援の義援金160万円を寄託した。これは中国青海省地震の義援金として総本部が5月26日まで呼びかけて集まった浄財4,639,893円のうちの160万円。
 当日、阿純孝同運動理事長が北京にある中華慈善総会北京本部を訪問し、李本公中華慈善総会会長に義援金を手渡した。李会長は、「会長に就任して二年目を迎えるが、日本から直接北京本部を訪れ、義援金を寄付した日本の宗教団体は初めてであり、非常に誠意が感じられます。ぜひとも被災地の再建のために有効に使いたいです。天台宗からの視察はいつでも歓迎します。」と話した。

兵庫大会が新温泉町で開催され、300名が参加

兵庫大会が新温泉町で開催され、300名が参加

 平成22年6月21日、兵庫教区本部(草別碩善教区本部長)では、マル海渡辺水産ハーバーホールを会場に推進大会を檀信徒総会と併せて開催し、檀信徒約300名が参加した。
 大会では、草別教区本部長導師による法楽、村上圓竜社会部長の挨拶の後、一隅を照らす運動の「実践発表」と表彰が行われ、檀信徒4名が日頃から取り組んでいる寺院護持や菩提寺の環境整備などの活動を発表し、さらに実践者2名を加えた6名が総本部長賞の表彰を受けた。
 続いて、宮澤和樹氏を講師に招き『祖父清六から聞いた宮澤賢治』と題して記念講演が行われた。宮澤氏は宮澤賢治の実弟清六氏の孫にあたり、幼い頃に祖父から聞いた宮澤賢治のエピソードをスライドを交えながらを話した。その中で「宮澤賢治が残した作品は世界中がよくなってほしいという思いから出ています。みなさんが今できることを一つ一つ実践していってほしいし、そのためのヒントとして法華経の教えがあり、法華経をわかりやすく伝えるために宮澤賢治がいたのです。」と語り、参加者は宮澤賢治の新たな一面を知ることで関心が深まった様子であった。

対馬で九州西教区一隅大会、漂流物被害清掃活動を実施

対馬で九州西教区一隅大会、漂流物被害清掃活動を実施

一隅を照らす運動総本部では、去る6月15日、16日、長崎県対馬市において地球救援活動の一環として「対馬海岸漂流物清掃作業」を九州西教区本部(甘井亮淳教区本部長)と九州西教区檀信徒会の協力を得て行い、島内外からの檀信徒ら約150名が参加した。
 これは、近年ゴミの多さが社会問題として取り上げられている対馬海岸の現状を知ってもらうと共に、ゴミ削減のため清掃活動に参加してもらおうと、広く天台宗全寺院に呼び掛けた。今回は「一隅を照らす運動対馬大会」としても行われ、15日の午後から開会式では、福惠善高同運動総本部長の導師による法楽の後、甘井教区本部長らの挨拶があった。その後、作業着に着替えて場所を阿連に移し、清掃作業を開始。始めに市役所担当者から作業上の注意点などの説明を受け、曇り空の下約1時間半かけて清掃作業に汗を流した。
ゴミは主に漁網やプラスチック製のウキなど漁業関係のものだが、中には韓国から流れてきたとみられるペットボトルなども含まれていた。砂浜に埋もれているゴミも多く、回収に苦労する参加者が多くみられた。今回の作業で回収されたゴミの量は市役所担当者の予想をはるかに上回り、用意された20袋の身の丈ほどある1トン袋が、またたく間に一杯になった。また、ゴミの中には医療廃棄物などの危険物が含まれており、ゴミ問題が抱える課題が山積みであることを実感したと話す参加者もいた。
 総本部では、今回の清掃活動で得たノウハウを活かして、国内にある他の海岸での活動も視野に入れながら、今後も活動していきたいと考えている。
 なお、16日には、檀信徒総会が行われ、今回の清掃活動に多大に尽力頂いた九州西教区檀信徒会に福惠善高総本部長から感謝状が贈呈された。
 その後、「伝教大師入唐帰国着船の地」とされる阿連の伝教大師顕彰碑前において、福惠総本部長を導師として九州西教区対馬部寺院住職ら出仕のもとに伝教大師報恩法要が行われ一行は厳原港から国境の島、対馬を後にした。

「きらめき」第21号2010お盆号発行

「きらめき」第21号2010お盆号発行

「きらめき」第21号(お盆号)が発行されました。
「生命」「奉仕」「共生」の3つの柱をコンセプトに年4回発行しております。
詳しくは下記関連リンクより 関連リンク:「きらめき」第21号

九段会館で第41回東京大会を開催

九段会館で第41回東京大会を開催

 平成22年6月12日、東京教区本部(板倉慈愼教区本部長)では、一隅を照らす運動推進東京大会を千代田区の九段会館で開催した。第41回の今大会には約1,000名の参加者が集った。
 第一部では、福聚教会東京本部による御詠歌と天台声明音律研究会による声明、天台雅楽会による和楽器演奏、神田秀順上野輪王寺門跡門主お導師による法要が厳かに行われ、読経の声が会場に鳴り響いた。
 続いて、昨年総本部から支部活動助成を受けた福田豊衍大圓寺支部長に認定証、長年にわたり写経会を実施し1,536巻を奉納された長谷瑞英西光寺支部長に感謝状が、それぞれ阿純孝理事長から手渡された。また、各部寺院支部から推薦された運動実践者30名が板倉教区本部長から表彰された。
 第二部では、寛永寺前執事長の浦井正明師と脚本家の田淵久美子氏による「篤姫と寛永寺」と題した対談が行われた。
 田淵氏は、「次期大河ドラマ『江(ごう)~姫たちの戦国~』について、力強い女性の生き方をぜひ見てもらいたい」と語られ、参加者は、番組制作にまつわるエピソードに楽しく興味深い様子であった。

AMDAがチリ地震報告会を行う

AMDAがチリ地震報告会を行う

 平成22年6月8日、AMDA(アムダ・本部=岡山市)の難波妙代表部参事と石岡未和看護師が天台宗務庁に来庁し、チリ地震の報告会を行った。AMDAは、自然災害や紛争の被災者に対して世界各地で医療活動を行っている特定非営利活動法人で、今年に入って発生したチリ地震の際にも現地までスタッフを派遣している。
 報告会に先立ち義援金寄託式が行われ、阿純孝同運動理事長から難波参事にチリ地震義援金として200万円と中国青海省地震義援金200万円が寄託された。寄託式後、難波参事と石岡看護師はスライドを交えてチリ地震における活動を報告。今回のチリ地震で、AMDAは地震発生直後に第一次チームとして医師と調整員を現地へ派遣し、その後第二次チームを結成し石岡看護師らが派遣され、チリ政府救急医療チームなどと連携をとり乳幼児支援プロジェクトを立ち上げ、各地で医療活動を行った。
 今回の報告会には、天台宗務庁役職員を含め、救援募金にご協力頂いた京都教区仏青代表、天台宗寺庭婦人連合会代表など約30名が参加した。

BNNと日本赤十字社に義援金を寄託

BNNと日本赤十字社に義援金を寄託

一隅を照らす運動総本部では、平成22年6月10日、BNN(仏教NGOネットワーク)に対し、ハイチ地震義援金として703,463円を寄託した。これはハイチ・チリ地震の義援金として総本部が4月23日まで呼びかけて集まった浄財5,703,463円のうちの703,463円。
 当日は、東京芝の増上寺明照会館においてBNNの総会が開催され、総会終了後、天台宗から出席した西郊良光一隅を照らす運動顧問より、代表の玉川覺祥師に手渡した。
 また同日、草別善哉同運動総本部次長が日本赤十字社本社を訪問し、中国青海省地震支援の義援金として、総本部が5月26日まで募った中国青海省地震義援金4,609,893円より100万円を三井俊介総務局組織推進部長に手渡した。
 なお、総本部では地震発生当初に緊急救援として100万円を日本赤十字社に寄託しており、今回の支援と併せ200万円を支援した。

長野県領法寺で信越大会を開催

長野県領法寺で信越大会を開催

信越教区本部(大沢祐仁教区本部長)では、平成22年6月11日、長野県の領法寺(岩田真亮支部長)を会場に一隅を照らす運動信越大会を開催し、檀信徒約100名が参加した。
 第一部では、大沢教区本部長導師による法楽に始まり、来賓の福惠善高同運動総本部長らが祝辞を述べた。続いて、信越教区伊那部の檀信徒総代会長が一隅を照らす運動推進の誓いとして「実践3つの柱」を発声し、参加者全員で唱和した。
 第二部では、陸奥教区黒石寺住職藤波洋香師を講師に迎え「娑婆世界の生き方」と題した講演が行われた。藤波師は「思い通りにならないと諦めることが大切です。見方をかえて今を生きよう。」とときおりユーモアを交えながら話され、参加者の中には笑顔で聞き入る姿が多数見られた。また、当日に集められた浄財43,862円が地球救援事務局に寄託された。

神奈川大会を平塚市で開催、320名が集う

神奈川大会を平塚市で開催、320名が集う

 平成22年6月11日、神奈川教区本部(溝江光運教区本部長)では、一隅を照らす運動神奈川相模大会を平塚プレジールを会場に開催、約324名の参加者が集った。
 第一部では、溝江教区本部長を導師に参加者全員での法楽が行われた。その後、溝江教区本部長と齊藤圓眞教学部長の挨拶があり、本間孝康同教区布教師会会長の一隅法話があった。
 第二部では、天台宗勧学である多田孝正命徳寺住職を講師に「いろはうたのこころ」と題した講演があった。
 多田師は、諸行無常について、涅槃経第十四聖行品にある雪山童子の物語を例に絵を用いて解説されるなど多くの百人一首などについて分かり易く話され、参加者は聞き入っていた。
 また、教区本部内での活動報告として平成21年度に寄せられた浄財の支援内容について溝江教区本部長より説明があった。

松阪市の朝田寺で三岐大会を開催

松阪市の朝田寺で三岐大会を開催

三岐教区本部(森喜良教区本部長)では、平成22年6月6日、松阪市の朝田寺(榎本義譲支部長)を会場に、一隅を照らす運動推進三岐大会を開催。
 午前の部では、「一隅の碑」除幕式が行われ、檀信徒約50名が参加し、森教区本部長、福惠善高総本部長が祝辞を述べられた。榎本支部長は「様々なところに一隅があり、そこで自分を高めて頑張っていく人こそが国の宝です。ありがたく浄財をいただき碑を建てられたのも、みなさんに一隅を照らしていただいたおかげです。」と話された。また、森教区本部長より朝田寺と教区で集めた浄財20万円が福惠総本部長に寄託された。その後約10名の教区内住職出仕のもとで法楽が厳修された。
 午後からは、松阪市出身の笑福亭生喬氏をはじめ新進気鋭の落語家5名で行う『朝田寺あじさい寄席』が行われた。この寄席は今年が10回目という節目の年で、この日を楽しみにしていた約200名の落語ファンが集まり、会場がにぎわった。中入り休憩時には一隅を照らす運動について福惠総本部長と佐藤文雄宗議会議員が話しをされ、終演後には榎本支部長が挨拶した。