たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

一隅を照らす運動ニュース

一隅を照らす運動理事会を開催

一隅を照らす運動理事会を開催

 平成20年1月22日、天台宗務庁(滋賀県大津市坂本)において、一隅を照らす運動理事会が開催され、平成20年度の一隅を照らす運動総本部予算、事業計画等が承認された。また、かねてから空席であった副会長に日光輪王寺門跡の菅原榮光師が就任した。
 委嘱された副会長・顧問・理事・監事は、次の通り。
【副会長】栃木教区日光輪王寺門跡門主・菅原榮光師。【顧問】京都教区妙法院門跡門主・菅原信海師。京都教区曼殊院門跡門主・藤光賢師。陸奥教区中尊寺住職・山田俊和師。【理事】滋賀教区長壽寺住職・長山慈信師。四国教区等妙寺住職・関覺圓師。東京教区大圓寺住職・寺本亮洞師。山形教区大圓院住職・清原正田師。【監事】陸奥教区大長壽院住職・菅原光中師。

NHKに天台宗全国一斉托鉢の浄財を寄託

NHKに天台宗全国一斉托鉢の浄財を寄託

 天台宗務庁において、一隅を照らす運動総本部と延暦寺では、12月6日、NHK歳末たすけあい募金・海外たすけあい募金への義援金寄託式を行った。
 当日は、NHK大津放送局から三原渡局長が来庁し、濱中光礼一隅を照らす運動理事長と清原惠光延暦寺執行(一隅を照らす運動副理事長)がそれぞれ義援金を手渡した。
 歳末たすけあい募金には、12月1日、比叡山麓坂本で行われた「天台宗全国一斉托鉢」の浄財528,291円が、海外たすけあい募金には、一隅を照らす運動総本部地球救援事務局から100万円が寄託された。
 また、義援金寄託式には、比叡山幼稚園から武覚超園長と園児、保護者も出席し、11月11日に比叡山幼稚園で行われたチャリティーバザーの売上金30,000円を三原局長に手渡した。

第22回天台宗全国一斉托鉢始まる

第22回天台宗全国一斉托鉢始まる

 平成19年12月1日、恒例の天台宗全国一斉托鉢が比叡山麓の大津市坂本一帯で行われた。22回目を迎えた今回の一斉托鉢は、延暦寺一山寺院住職や職員、天台宗務庁の役職員約100人が参加した。午前9時、法螺の音を合図に生源寺を出発した一行は、半田孝淳天台座主猊下を先頭に「造り道」を行脚。その後、一行は5班に分かれて戸別托鉢。各家々を廻り、総額528,291円の浄財が寄せられ、12月6日、NHK歳末たすけあい募金に全額を寄託した。
 また、天台宗務庁の役職員と、延暦寺一山・滋賀教区本部湖西部の寺庭婦人会の協力を得て、JR比叡山坂本駅と堅田駅、京阪坂本駅で街頭募金を実施し、合わせて91,340円が寄せられ、地球救援事務局に寄託した。

第7回一隅を照らす運動公開講座を天台宗務庁で開催

第7回一隅を照らす運動公開講座を天台宗務庁で開催

 去る、11月1日、天台宗務庁大会議室において、一隅を照らす運動第7回公開講座が「いのちの大切さ-『生と死を考える授業』の取り組み-」をテーマに開催され、約120名が参加した。
 開会にあたり、一隅を照らす運動の精神である伝教大師のお言葉「山家学生式」を、参加者全員で唱和し、その後、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長が挨拶した。
 第1部では、『生と死を考える授業』に取り組んでいる、佐賀県多久市立東部中学校養護教諭の白浜洋子氏が講演した(きらめき第10号で紹介)。講演で白浜先生は、「教育の目指すところは、生き続けることを教えることではないか。子どもたちが生きる力をつけることが大切」と訴えた。『生と死を考える授業』では、生徒たちにホスピス病棟を訪問させたり、「自分の余命が3ヶ月だったら」など、いろいろなテーマで討論会等を実施しており、聴衆はその具体的な取り組みに感動した様子で、参加した近隣学校の教諭からは「自分たちの学校でも、こうした取り組みをしてみたい」といった声も聞かれた。
 第2部では、白浜先生を囲んで質疑応答が行われた。参加者から多数の質問が寄せられ、白浜先生は授業を通し、子どもたちが思いやりを持ち、他人に優しくなるまで何度も葛藤し、試行錯誤を重ねたことも披露し、質問に答えていた。
 引き続き、一隅を照らす運動総本部が地球救援活動の一環として支援している、NPO法人「草原の風」事務局の佐々木勲氏が、内モンゴル地区の緑化・植林活動について説明、現地の環境悪化の状況や様々ないのちを育む緑地喪失を阻む活動の必要性を訴えた。また、佐々木ハスゲレル夫人による、モンゴル民族楽器の演奏が行われ、馬頭琴など普段あまり聴くことのない楽器演奏に、参加者は熱心に耳を傾けていた。
 公開講座終了後のアンケートでは、「毎年参加している。毎回テーマや内容が異なり充実した講演などがあり、今後も参加したい」「自分たちの身近なところから、できることをはじめたい」「一隅を照らす運動の活動に期待している」などの声が寄せられた。秋吉総本部長は「僧侶だけではなく、地域や家庭もそろって、いのちを大切にする明るい社会を築かなければならない」と語った。

西福寺で一隅を照らす運動茨城大会を開催

西福寺で一隅を照らす運動茨城大会を開催

 茨城教区本部(寺門俊文教区本部長)では、11月9日、茨城県大洗町の西福寺本堂を会場に、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長を来賓に迎え、一隅を照らす運動茨城大会を開催、150名が参加した。
 12回目を数える今大会は「一隅を照らす人びとの集い」をテーマに実施され、第一部では、寺門本部長導師による法楽と、東京教区大泉寺寺庭婦人の杜多恵子さんによる舞楽が奉納された。
 続いて、一隅を照らす運動実践者の表彰があり、昭和53年から継続して写経に取り組んでいる圓満寺写経会に理事長賞が、また写経会発起人で圓満寺檀徒の大島義久氏に総本部長賞が贈られ、秋吉総本部長から表彰状がそれぞれに手渡された。
 第二部では、修験道法流慈照院住職・栢木寛照師を講師に迎え「あなたの中の仏に会いに」と題した講演が行われた。栢木師は、本覚讃の中の「三十七尊住心城」を引用し、人生の在り方についてわかりやすく話された。栢木師のユーモアをまじえた講演に、参加者からは時折笑顔も見られ、充実した大会であった。
 尚、この日集められた浄財は、ラオス学校建設費として役立てられる。

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新潟県と3市村に義援金1300万円を寄託

新潟県と3市村に義援金1300万円を寄託

 一隅を照らす運動総本部では、7月16日に発生した新潟県中越沖地震の被災者支援のため、宗内各寺院や一般に緊急募金をお願いしましたところ、8月末日までに約1,390万円の浄財をいただきました。厚く御礼申し上げます。
 平成19年10月9日、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長が新潟県庁と被害の大きかった柏崎市、刈羽村、長岡市の3市村を訪問し、集まった義援金から新潟県に1,000万円、各市村に100万円ずつ寄託した。
 新潟県庁で神保和男副知事と面談した秋吉総本部長は「義援金はぜひ、住民の方々に届くような使い方をしてほしい」と、家屋の復興などで困っている被災者への支援をお願いした。神保副知事は「住民のために十分に活用させていただく」と話された。
 新潟県庁には秋吉総本部長のほか、信越教区から大沢祐仁宗務所長、小林玄海宗議会議員、宮澤覚明社会主任も訪れて、神保副知事と面談。神保副知事から復興の進行状況や被災者の現状などについて説明を受けた。
 また、刈羽村役場では品田宏夫村長、柏崎市役所と長岡市役所では市の担当者と面会し、義援金を手渡した。

第6回「心のつどいin比叡山」が、開催されました。

第6回「心のつどいin比叡山」が、開催されました。

 第6回「心のつどいin比叡山」研修会(一隅を照らす運動総本部主催)を比叡山延暦寺会館で開催。9月19日・20日の一泊二日に亘り、一般公募で募った男女27名が参加した。
 先ず開会式では、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長お導師のもと法楽で始まり、次にオリエンテーション・坐禅止観などの説明があった。
 研修会では、「自己再発見の時」をテーマに久米邦子先生(神戸市立体育館・公民館インストラクター)による健康保持のお話や夕焼け小焼けなどの童謡に合わせたストレッチ体操を行なった。
 夕食後、「一隅を照らす人」と題し、小林隆彰師(延暦寺長臈、千手院住職)による法話があり、「自分の顔は、自分のものではなく、人様のものであり、人様にやさしい顔をするだけでも一隅を照らす人である。」と分かりやすく説かれた。
 翌日は、早朝5時起床後、研修生は根本中堂に入り、坐禅止観の実修。その後、書院境内の清掃、延暦寺会館でのお写経、それぞれが熱心に取り組んでいた。
 参加者の多くがはじめての様子で、ある研修生は「84才まで知らなかった仏道に幸を感じました。」と語っていた。

《小林師は、昭和3年に香川県善通寺生まれ。昭和27年に比叡山専修院卒業。延暦寺執行・叡山学院院長・叡山学問所所長等の要職を歴任。》