たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

一隅を照らす運動ニュース

三千院チャリティー墨蹟展の収益金を地球救援事務局に寄託

三千院チャリティー墨蹟展の収益金を地球救援事務局に寄託

 平成22年7月16日、天台宗五箇室門跡の一つである京都大原・三千院門跡(小堀光詮門主)の大島亮幸執事長が天台宗務庁に来庁し、「チャリティー墨跡展」の収益金を地球救援事務局に寄託した。
 墨跡展は、三千院門跡で毎年6月から7月にかけて開催される「あじさい祭り」に併せて行われているもので、全国の高僧・名士の方々が揮毫した色紙や掛け軸などが出陳されている。
 この度、地球救援募金として収益金の一部である20万円が、大島執事長から福惠善高一隅を照らす運動総本部長に手渡された。

第9回「心のつどいin比叡山」が、開催されました。

第9回「心のつどいin比叡山」が、開催されました。

 第9回「心のつどいin比叡山」(一隅を照らす運動総本部主催)を比叡山延暦寺会館で開催。7月14日、15日の一泊二日の日程で、一般公募で募った男女29名が参加した。
 先ず開講式では、一隅を照らす運動紹介のDVD放映、福惠善高一隅を照らす運動総本部長導師による「おつとめ」があり、次にオリエンテーションや坐禅止観などの説明があった。
 第1講では『籠山行』と題し、宮本祖豊延暦寺一山円竜院住職による法話があり、宮本師は自らの籠山行の過酷な修行体験について話された後、「厳しい僧侶の修行だけではなく、毎日の生活で自分の言動に気をつけるのも一つの修行です」と説かれた。
 夕食後、『笑顔満会』と題した、噺家である、露の団姫(つゆのまるこ)先生による落語が行われた。また、玉すだれの芸も披露され、休憩を挟んで質疑応答があった。普段、生の落語を耳にする事のない人がほとんどで、会場は大いに盛り上がった。研修生は、23才という若さの団姫氏に驚きながらも堂々とした態度にプロの風格を感じていた。
 翌日は、早朝5時半より、研修生は根本中堂で、坐禅止観を実修。その後、大書院内の清掃、延暦寺会館でのお写経に、それぞれが熱心に取り組んでいた。
 参加者の約3分の1が初参加で、ある研修生は「宮本師の法話で、死を受け入れた時に現れる天界の風景は、正しく我々では体験できない貴重なものだった」と感想を述べ、又ある研修生は「俗世を離れ下界の垢を少しでも流せた事嬉しく思いました」と語っていた。

日本ユニセフ協会へ浄財を寄託

日本ユニセフ協会へ浄財を寄託

平成22年8月4日、「比叡山宗教サミット23周年世界平和祈りの集い」(比叡山延暦寺)が開催され、日本ユニセフ協会への募金寄託式が行われた。この募金は、毎年8月に行われている「天台青少年比叡山の集い」に参加した小中学生がお小遣いの中からこの日のために出し合った募金と、全国から寄せられた浄財を合わせたもので、募金総額は300万円。
 寄託式では、小中学生を代表して和田彩乃さんより小堀光詮一隅を照らす運動会長へ目録が手渡され、引き続き小堀会長から早水研日本ユニセフ協会専務理事に目録が手渡された。

延岡市で九州東教区一隅大会を開催

延岡市で九州東教区一隅大会を開催

 平成22年8月4日、九州東教区本部(河野英信教区本部長)では、宮崎県延岡市五ヶ瀬川河川敷広場において、教区推進大会が延岡市「市民の集い」に併せて開催された。今回の大会は、今年4月に発生した口蹄疫被害に対して「がんばろう宮崎!!」をテーマに、被害にあった動物に対する鎮魂慰霊のために開催された。口蹄疫被害家畜鎮魂慰霊式では、河川敷会場に長さ約15mの慰霊パネルが設置され、河野教区本部長が供養文を読み上げ、口蹄疫の完全終息と鎮魂慰霊を参加者全員で祈念した。また市民による献花なども行われ、最後に参加者全員による「がんばろう!宮崎!安心安全!宮崎!」コールで幕を閉じた。

「きらめき」第22号2010お彼岸号発行

「きらめき」第22号2010お彼岸号発行

「きらめき」第22号(お彼岸号)が発行されました。
「生命」「奉仕」「共生」の3つの柱をコンセプトに年4回発行しております。
詳しくは下記関連リンクより 関連リンク:「きらめき」第22号

兵庫教区で一隅を照らす運動教区研修を開催

兵庫教区で一隅を照らす運動教区研修を開催

平成22年8月30日、太山寺温泉なでしこの湯(兵庫県神戸市)において、兵庫教区教学研修会が開催され、「支部の活性化と支部独自の組織作り」と題して、一隅を照らす運動総本部による講義があり、教区内から住職・教師ら92名が参加。
今回の研修では、各支部での活動を再確認し、支部単位での組織の充実をはかる意味で、総本部より資料に沿って説明が行われた。また、現在総本部で行っている活動についての質問が出るなど、意見交換がなされた。

第10回一隅を照らす運動公開講座を天台宗務庁で開催

第10回一隅を照らす運動公開講座を天台宗務庁で開催

 一隅を照らす運動総本部では、公開講座を平成22年9月30日に天台宗務庁で開催した。第10回となるこの度の公開講座では、演題「仏像を感じる旅にでかけよう」と題し、仏像ガール・廣瀬郁実先生(仏像ナビゲーター)を迎え、ひろく一般から約250名の参加者が集まった。
 講演では、仏像ガールとなった経緯や日本各地の仏像写真をプロジェクターを用いて解説し、「難しく考えないで、自然に感じてほしい」と話され、参加者に感想を問いかけられて回られた。
 また、第2部「もっと仏像ガールに近づいて」と題して質問の時間がもたれ、仏像参拝の作法など、参加者の様々な質問に対して丁寧に答えられた。

東海大会で白井のり子先生が講演

東海大会で白井のり子先生が講演

 東海教区本部(中村廣文教区本部長)は、平成22年10月2日、愛知県名古屋市「名鉄ホール」を会場に、東海教区本部一隅を照らす運動推進大会を開催。今回の大会には、1,000余名が集った。
 大会では、中村教区本部長と阿純孝理事長の挨拶、仏教青年会による天台声明講演、檀信徒6名が実践者表彰として教区本部長賞を授賞。
 また、中村教区本部長より福惠善高総本部長へ地球救援募金に対し100万円の目録が贈呈。
 講演では、ライフミッショナリー(命の大切さを伝える人)白井のり子先生が、「典子は、今」あれから28年-今を生きる-と題した講演をされ、自らのサリドマイド被害者体験を通じて「真のバリアフリー実現には、障害者と決めつけて手を差し伸べるのではなく、相手の事を認め声をかける事が大切」と語られ、来場者からは感動した表情がうかがえた。
 休憩の後、九州西教区普光寺住職池田智鏡師による「琵琶が奏でる女の半生」と題した琵琶演奏と寺庭婦人会による比叡山仏道讃仰和讃があり閉会した。

パキスタン洪水災害義援金を寄託

パキスタン洪水災害義援金を寄託

 平成22年10月13日、一隅を照らす運動総本部は、日本赤十字社、世界仏教徒連盟(WFB)、仏教NGOネットワーク(BNN)、シャンティ国際ボランティア会(SVA)の各事務所を訪問し、パキスタン洪水災害義援金を寄託した。
 この義援金は今年7月に発生したパキスタン洪水災害に対して、総本部が9月24日までに宗内各寺院などに呼びかけて集まった4,403,629円で、当日は福惠善高同運動総本部長が東京にある各事務所を訪問した。
 まずはじめに訪れた日本赤十字社では、三井俊介総務局組織推進部長に義援金100万円を手渡し、現地での活動について説明を受けた。次に世界仏教徒連盟を訪れ、同連盟人道支援委員会の正本乗光委員長と面談し、義援金70万円を、また、仏教NGOネットワークを訪れ、茂田真澄事務局長に義援金703,629円をそれぞれ寄託した。最後にシャンティ国際ボランティア会を訪れ、関尚士事務局長に義援金100万円を寄託し、現地の状況について説明を受けた。
なお、岡山に本部があるNPO法人AMDAに対しても、10月8日に100万円を支援した。

眞正極楽寺で京都大会を開催

眞正極楽寺で京都大会を開催

平成22年10月18日、京都教区本部(穴穂行弘教区本部長)では、京都市左京区の眞正極楽寺を会場に、京都教区本部一隅を照らす運動推進大会を開催し、216名の檀信徒が参加した。
 大会に先立ち、午前10時から教区本部内寺院住職が出仕し、伝教大師降誕会法要が厳かに奉修され、11時からは写経会が行われた。
 午後1時からは推進大会に移り、穴穂教区本部長、来賓の福惠善高同運動総本部長が挨拶した。引き続き法相宗大本山薬師寺管主山田法胤師を講師に迎え、「人生の生き方」と題した講演があった。山田師は「喜んで与える人間となろう。それこそが一隅を照らすということです。」と仏教の教えを俳句や川柳を交えながらわかりやすくお話された。山田師のユーモア溢れる法話に、会場からは笑いが絶えなかった。
 次に、二胡奏者佐野忠子先生と天翔楽団の演奏で「あかとんぼ」や「上を向いて歩こう」などを披露し、参加者は普段なかなか聴くことのない音色に耳を傾けていた。