たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

一隅を照らす運動ニュース

日本ユニセフ協会へ浄財を寄託

日本ユニセフ協会へ浄財を寄託

平成22年8月4日、「比叡山宗教サミット23周年世界平和祈りの集い」(比叡山延暦寺)が開催され、日本ユニセフ協会への募金寄託式が行われた。この募金は、毎年8月に行われている「天台青少年比叡山の集い」に参加した小中学生がお小遣いの中からこの日のために出し合った募金と、全国から寄せられた浄財を合わせたもので、募金総額は300万円。
 寄託式では、小中学生を代表して和田彩乃さんより小堀光詮一隅を照らす運動会長へ目録が手渡され、引き続き小堀会長から早水研日本ユニセフ協会専務理事に目録が手渡された。

第9回「心のつどいin比叡山」が、開催されました。

第9回「心のつどいin比叡山」が、開催されました。

 第9回「心のつどいin比叡山」(一隅を照らす運動総本部主催)を比叡山延暦寺会館で開催。7月14日、15日の一泊二日の日程で、一般公募で募った男女29名が参加した。
 先ず開講式では、一隅を照らす運動紹介のDVD放映、福惠善高一隅を照らす運動総本部長導師による「おつとめ」があり、次にオリエンテーションや坐禅止観などの説明があった。
 第1講では『籠山行』と題し、宮本祖豊延暦寺一山円竜院住職による法話があり、宮本師は自らの籠山行の過酷な修行体験について話された後、「厳しい僧侶の修行だけではなく、毎日の生活で自分の言動に気をつけるのも一つの修行です」と説かれた。
 夕食後、『笑顔満会』と題した、噺家である、露の団姫(つゆのまるこ)先生による落語が行われた。また、玉すだれの芸も披露され、休憩を挟んで質疑応答があった。普段、生の落語を耳にする事のない人がほとんどで、会場は大いに盛り上がった。研修生は、23才という若さの団姫氏に驚きながらも堂々とした態度にプロの風格を感じていた。
 翌日は、早朝5時半より、研修生は根本中堂で、坐禅止観を実修。その後、大書院内の清掃、延暦寺会館でのお写経に、それぞれが熱心に取り組んでいた。
 参加者の約3分の1が初参加で、ある研修生は「宮本師の法話で、死を受け入れた時に現れる天界の風景は、正しく我々では体験できない貴重なものだった」と感想を述べ、又ある研修生は「俗世を離れ下界の垢を少しでも流せた事嬉しく思いました」と語っていた。

三千院チャリティー墨蹟展の収益金を地球救援事務局に寄託

三千院チャリティー墨蹟展の収益金を地球救援事務局に寄託

 平成22年7月16日、天台宗五箇室門跡の一つである京都大原・三千院門跡(小堀光詮門主)の大島亮幸執事長が天台宗務庁に来庁し、「チャリティー墨跡展」の収益金を地球救援事務局に寄託した。
 墨跡展は、三千院門跡で毎年6月から7月にかけて開催される「あじさい祭り」に併せて行われているもので、全国の高僧・名士の方々が揮毫した色紙や掛け軸などが出陳されている。
 この度、地球救援募金として収益金の一部である20万円が、大島執事長から福惠善高一隅を照らす運動総本部長に手渡された。

四国教区で一隅を照らす運動教区研修を開催

四国教区で一隅を照らす運動教区研修を開催

 平成22年7月8日、四国教区本部(関覺圓教区本部長)では、松屋旅館(愛媛県西予市宇和町)を会場に、四国教区総合研修会に併せて一隅を照らす運動教区本部研修を開催し、教区内から住職ら15名が参加した。
 今回の講義は「支部の活性化と支部独自の組織作り」と題して、支部の組織化や実践のノウハウについて、総本部が具体的な指導を行い、支部の活動をより活発にしていくことを目的に開かれた。講義後に意見交換があり、受講者からは、支部独自の活動報告や、一隅を照らす運動のキャラクター使用について質問が出るなど、有意義な意見交換がなされた。

中華慈善総会に中国青海省地震義援金を寄託

中華慈善総会に中国青海省地震義援金を寄託

平成22年7月1日、一隅を照らす運動総本部は中華慈善総会に対して、中国青海省地震支援の義援金160万円を寄託した。これは中国青海省地震の義援金として総本部が5月26日まで呼びかけて集まった浄財4,639,893円のうちの160万円。
 当日、阿純孝同運動理事長が北京にある中華慈善総会北京本部を訪問し、李本公中華慈善総会会長に義援金を手渡した。李会長は、「会長に就任して二年目を迎えるが、日本から直接北京本部を訪れ、義援金を寄付した日本の宗教団体は初めてであり、非常に誠意が感じられます。ぜひとも被災地の再建のために有効に使いたいです。天台宗からの視察はいつでも歓迎します。」と話した。

兵庫大会が新温泉町で開催され、300名が参加

兵庫大会が新温泉町で開催され、300名が参加

 平成22年6月21日、兵庫教区本部(草別碩善教区本部長)では、マル海渡辺水産ハーバーホールを会場に推進大会を檀信徒総会と併せて開催し、檀信徒約300名が参加した。
 大会では、草別教区本部長導師による法楽、村上圓竜社会部長の挨拶の後、一隅を照らす運動の「実践発表」と表彰が行われ、檀信徒4名が日頃から取り組んでいる寺院護持や菩提寺の環境整備などの活動を発表し、さらに実践者2名を加えた6名が総本部長賞の表彰を受けた。
 続いて、宮澤和樹氏を講師に招き『祖父清六から聞いた宮澤賢治』と題して記念講演が行われた。宮澤氏は宮澤賢治の実弟清六氏の孫にあたり、幼い頃に祖父から聞いた宮澤賢治のエピソードをスライドを交えながらを話した。その中で「宮澤賢治が残した作品は世界中がよくなってほしいという思いから出ています。みなさんが今できることを一つ一つ実践していってほしいし、そのためのヒントとして法華経の教えがあり、法華経をわかりやすく伝えるために宮澤賢治がいたのです。」と語り、参加者は宮澤賢治の新たな一面を知ることで関心が深まった様子であった。

対馬で九州西教区一隅大会、漂流物被害清掃活動を実施

対馬で九州西教区一隅大会、漂流物被害清掃活動を実施

一隅を照らす運動総本部では、去る6月15日、16日、長崎県対馬市において地球救援活動の一環として「対馬海岸漂流物清掃作業」を九州西教区本部(甘井亮淳教区本部長)と九州西教区檀信徒会の協力を得て行い、島内外からの檀信徒ら約150名が参加した。
 これは、近年ゴミの多さが社会問題として取り上げられている対馬海岸の現状を知ってもらうと共に、ゴミ削減のため清掃活動に参加してもらおうと、広く天台宗全寺院に呼び掛けた。今回は「一隅を照らす運動対馬大会」としても行われ、15日の午後から開会式では、福惠善高同運動総本部長の導師による法楽の後、甘井教区本部長らの挨拶があった。その後、作業着に着替えて場所を阿連に移し、清掃作業を開始。始めに市役所担当者から作業上の注意点などの説明を受け、曇り空の下約1時間半かけて清掃作業に汗を流した。
ゴミは主に漁網やプラスチック製のウキなど漁業関係のものだが、中には韓国から流れてきたとみられるペットボトルなども含まれていた。砂浜に埋もれているゴミも多く、回収に苦労する参加者が多くみられた。今回の作業で回収されたゴミの量は市役所担当者の予想をはるかに上回り、用意された20袋の身の丈ほどある1トン袋が、またたく間に一杯になった。また、ゴミの中には医療廃棄物などの危険物が含まれており、ゴミ問題が抱える課題が山積みであることを実感したと話す参加者もいた。
 総本部では、今回の清掃活動で得たノウハウを活かして、国内にある他の海岸での活動も視野に入れながら、今後も活動していきたいと考えている。
 なお、16日には、檀信徒総会が行われ、今回の清掃活動に多大に尽力頂いた九州西教区檀信徒会に福惠善高総本部長から感謝状が贈呈された。
 その後、「伝教大師入唐帰国着船の地」とされる阿連の伝教大師顕彰碑前において、福惠総本部長を導師として九州西教区対馬部寺院住職ら出仕のもとに伝教大師報恩法要が行われ一行は厳原港から国境の島、対馬を後にした。

「きらめき」第21号2010お盆号発行

「きらめき」第21号2010お盆号発行

「きらめき」第21号(お盆号)が発行されました。
「生命」「奉仕」「共生」の3つの柱をコンセプトに年4回発行しております。
詳しくは下記関連リンクより 関連リンク:「きらめき」第21号

九段会館で第41回東京大会を開催

九段会館で第41回東京大会を開催

 平成22年6月12日、東京教区本部(板倉慈愼教区本部長)では、一隅を照らす運動推進東京大会を千代田区の九段会館で開催した。第41回の今大会には約1,000名の参加者が集った。
 第一部では、福聚教会東京本部による御詠歌と天台声明音律研究会による声明、天台雅楽会による和楽器演奏、神田秀順上野輪王寺門跡門主お導師による法要が厳かに行われ、読経の声が会場に鳴り響いた。
 続いて、昨年総本部から支部活動助成を受けた福田豊衍大圓寺支部長に認定証、長年にわたり写経会を実施し1,536巻を奉納された長谷瑞英西光寺支部長に感謝状が、それぞれ阿純孝理事長から手渡された。また、各部寺院支部から推薦された運動実践者30名が板倉教区本部長から表彰された。
 第二部では、寛永寺前執事長の浦井正明師と脚本家の田淵久美子氏による「篤姫と寛永寺」と題した対談が行われた。
 田淵氏は、「次期大河ドラマ『江(ごう)~姫たちの戦国~』について、力強い女性の生き方をぜひ見てもらいたい」と語られ、参加者は、番組制作にまつわるエピソードに楽しく興味深い様子であった。

AMDAがチリ地震報告会を行う

AMDAがチリ地震報告会を行う

 平成22年6月8日、AMDA(アムダ・本部=岡山市)の難波妙代表部参事と石岡未和看護師が天台宗務庁に来庁し、チリ地震の報告会を行った。AMDAは、自然災害や紛争の被災者に対して世界各地で医療活動を行っている特定非営利活動法人で、今年に入って発生したチリ地震の際にも現地までスタッフを派遣している。
 報告会に先立ち義援金寄託式が行われ、阿純孝同運動理事長から難波参事にチリ地震義援金として200万円と中国青海省地震義援金200万円が寄託された。寄託式後、難波参事と石岡看護師はスライドを交えてチリ地震における活動を報告。今回のチリ地震で、AMDAは地震発生直後に第一次チームとして医師と調整員を現地へ派遣し、その後第二次チームを結成し石岡看護師らが派遣され、チリ政府救急医療チームなどと連携をとり乳幼児支援プロジェクトを立ち上げ、各地で医療活動を行った。
 今回の報告会には、天台宗務庁役職員を含め、救援募金にご協力頂いた京都教区仏青代表、天台宗寺庭婦人連合会代表など約30名が参加した。