たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

一隅を照らす運動ニュース

BNNと日本赤十字社に義援金を寄託

BNNと日本赤十字社に義援金を寄託

一隅を照らす運動総本部では、平成22年6月10日、BNN(仏教NGOネットワーク)に対し、ハイチ地震義援金として703,463円を寄託した。これはハイチ・チリ地震の義援金として総本部が4月23日まで呼びかけて集まった浄財5,703,463円のうちの703,463円。
 当日は、東京芝の増上寺明照会館においてBNNの総会が開催され、総会終了後、天台宗から出席した西郊良光一隅を照らす運動顧問より、代表の玉川覺祥師に手渡した。
 また同日、草別善哉同運動総本部次長が日本赤十字社本社を訪問し、中国青海省地震支援の義援金として、総本部が5月26日まで募った中国青海省地震義援金4,609,893円より100万円を三井俊介総務局組織推進部長に手渡した。
 なお、総本部では地震発生当初に緊急救援として100万円を日本赤十字社に寄託しており、今回の支援と併せ200万円を支援した。

長野県領法寺で信越大会を開催

長野県領法寺で信越大会を開催

信越教区本部(大沢祐仁教区本部長)では、平成22年6月11日、長野県の領法寺(岩田真亮支部長)を会場に一隅を照らす運動信越大会を開催し、檀信徒約100名が参加した。
 第一部では、大沢教区本部長導師による法楽に始まり、来賓の福惠善高同運動総本部長らが祝辞を述べた。続いて、信越教区伊那部の檀信徒総代会長が一隅を照らす運動推進の誓いとして「実践3つの柱」を発声し、参加者全員で唱和した。
 第二部では、陸奥教区黒石寺住職藤波洋香師を講師に迎え「娑婆世界の生き方」と題した講演が行われた。藤波師は「思い通りにならないと諦めることが大切です。見方をかえて今を生きよう。」とときおりユーモアを交えながら話され、参加者の中には笑顔で聞き入る姿が多数見られた。また、当日に集められた浄財43,862円が地球救援事務局に寄託された。

神奈川大会を平塚市で開催、320名が集う

神奈川大会を平塚市で開催、320名が集う

 平成22年6月11日、神奈川教区本部(溝江光運教区本部長)では、一隅を照らす運動神奈川相模大会を平塚プレジールを会場に開催、約324名の参加者が集った。
 第一部では、溝江教区本部長を導師に参加者全員での法楽が行われた。その後、溝江教区本部長と齊藤圓眞教学部長の挨拶があり、本間孝康同教区布教師会会長の一隅法話があった。
 第二部では、天台宗勧学である多田孝正命徳寺住職を講師に「いろはうたのこころ」と題した講演があった。
 多田師は、諸行無常について、涅槃経第十四聖行品にある雪山童子の物語を例に絵を用いて解説されるなど多くの百人一首などについて分かり易く話され、参加者は聞き入っていた。
 また、教区本部内での活動報告として平成21年度に寄せられた浄財の支援内容について溝江教区本部長より説明があった。

松阪市の朝田寺で三岐大会を開催

松阪市の朝田寺で三岐大会を開催

三岐教区本部(森喜良教区本部長)では、平成22年6月6日、松阪市の朝田寺(榎本義譲支部長)を会場に、一隅を照らす運動推進三岐大会を開催。
 午前の部では、「一隅の碑」除幕式が行われ、檀信徒約50名が参加し、森教区本部長、福惠善高総本部長が祝辞を述べられた。榎本支部長は「様々なところに一隅があり、そこで自分を高めて頑張っていく人こそが国の宝です。ありがたく浄財をいただき碑を建てられたのも、みなさんに一隅を照らしていただいたおかげです。」と話された。また、森教区本部長より朝田寺と教区で集めた浄財20万円が福惠総本部長に寄託された。その後約10名の教区内住職出仕のもとで法楽が厳修された。
 午後からは、松阪市出身の笑福亭生喬氏をはじめ新進気鋭の落語家5名で行う『朝田寺あじさい寄席』が行われた。この寄席は今年が10回目という節目の年で、この日を楽しみにしていた約200名の落語ファンが集まり、会場がにぎわった。中入り休憩時には一隅を照らす運動について福惠総本部長と佐藤文雄宗議会議員が話しをされ、終演後には榎本支部長が挨拶した。

中国・内モンゴル植林ツアーに参加

中国・内モンゴル植林ツアーに参加

 去る5月5日から12日までの日程で、NPO法人「草原の風」主催の「内モンゴル植林ツアー」が行われ、天台宗から福惠善高総本部長をはじめ13名が参加した。今回も昨年と同様に、沙漠緑化の大切さを知ってもらおうと、広く天台宗全寺院に参加を呼び掛けた。
 ツアーは総勢39名で、中華人民共和国の首都北京から西に1,000㎞の内モンゴル自治区オトクチでの植林活動、子どもたちや村人との交流を行った。
 6日には、植林地域へ移動し植林を開始、作業には現地のラマ教寺院僧侶・林業局職員・高校生の約60名も集まった。植林期間中を通して、内モンゴルTV放送局と内モンゴル日報新聞社の取材があった。
 現場にあるのは、大きなスコップだけで、近代的な機器は最近導入された2台の小型エンジン式穴掘り機のみ。2m位の柳苗木を植えるのに深さ80cm・直径50cmの穴を掘って埋めるという単純な方法であった。2日間で平成22年度分8,000本の内1,000本の柳などを植林。
 また、オトクチ市街では、オトクチ専門学校を訪問し、総本部から記念品の文具を生徒に贈呈。
 7日には、総本部が建設支援しているシュリゲ廟医院に於いて福惠総本部長から本年で最終となる100万円の支援金を責任者のチョンクル住職へ手渡し、施設内の現状を視察。
 さらに、シュリゲ廟医院や林業局関係者との交流夕食会に参加、過去に植林された木の成長や緑化の成果も確認した。
 総本部では、継続した広がる沙漠化への防止活動を今後も実施していきたいと考えている。
 
天台宗からの参加者は以下の通り(順不同・敬称略)
福惠善高、壬生照道、岩尾照尚、多田澄昭、多田佐千子、成田蔦子、北村隆太郎、北村厚子、松岡聡明、松岡厚子、市川ひとみ、蟹江裕子、小林慈誠

熊谷市立「江南総合文化会館ピピア」で埼玉大会を開催

熊谷市立「江南総合文化会館ピピア」で埼玉大会を開催

 埼玉教区本部(吉田亮照教区本部長)では、平成22年4月29日、熊谷市立「江南総合文化会館ピピア」を会場に、第44回一隅を照らす運動推進埼玉大会を開催。今回の大会には、各支部から約650名の檀信徒が集った。
 第1部では、叡山講福聚教会埼玉本部による御詠歌と「天台宗在家勤行儀」を用いた参加者全員での法楽の後、福惠善高一隅を照らす運動総本部長より、一隅を照らす運動を長年実践されている5名の檀信徒の表彰があった。
 受賞者は次のとおり、浄光寺・小高正尚(理事長賞1名)、慈恩寺・齋藤兼司、實相院〈第7部〉・海澤萬次郎、圓能寺・森田榮作、吉祥寺〈第7部〉・河田義晴(総本部長賞4名)《敬略称》。
 第2部では、東京教区現龍院住職で前上野寛永寺執事長の浦井正明師が「忘れえぬ人々」と題し講演。
 浦井師は、これまでの自らの様々な人との出会いを例に挙げて話され、参加者は講演に聞き入っていた。
 大会の最後に、埼玉教区本部内の各支部が実施した歳末募金である慈愛募金の中の100万円と、当日会場で集められた浄財408,762円が、地球救援募金として福惠総本部長に寄託された。

天台座主猊下「ARMS DOWN!」に署名

天台座主猊下「ARMS DOWN!」に署名

 平成22年4月21日、半田孝淳天台座主猊下が、天台宗務庁で世界宗教者平和会議(WCRP)が実施している全世界共通署名キャンペーン「ARMS DOWN!」に署名された。
 「ARMS DOWN!」キャンペーンとは、核兵器の廃絶、そしていのちを奪うために使われる軍事費の10%を、いのちを守るために使うことを要請する署名活動で、WCRPが全世界で展開している。
 半田座主は、WCRPの杉谷義純評議員や委員の方から署名の趣旨説明を受け、署名用紙に氏名を墨書された。「オバマ大統領が核兵器削減を宣言されたように、この世界から核兵器がなくなり、一刻も早く貧困や飢餓のない平和な世界が実現されることを心より祈り、この署名運動が世界中で行われることを念願します」と話した。
 一隅を照らす運動総本部では、この署名活動の趣旨に賛同し、9月24日まで署名の協力を呼びかけている。なお署名用紙は一隅を照らす運動のホームページからダウンロードできる。 関連リンク:あなたの署名がいのちを守る。 「ARMS DOWN!」 

日本赤十字社に中国青海省地震義援金を寄託

日本赤十字社に中国青海省地震義援金を寄託

 平成22年4月21日、一隅を照らす運動総本部では草別善哉同運動総本部次長が日本赤十字社本社を訪問し、4月14日に発生した中国青海省玉樹チベット族自治州地震災害支援の義援金として、緊急救援引当金より100万円を三井俊介総務局組織推進部長に手渡した。
 三井部長は「日本赤十字社の活動はこうした皆様からの義援金で支えられています。有効に使わせていただきます。」と語った。
 当日は、ハイチ、チリ大地震の報告会が行われ、義援金の活用方法が現地スタッフより説明され大変有意義であった。
 なお、総本部では中国青海省地震に対する緊急募金への協力を5月26日まで受け付けている。

法華総持院に百萬巻写経を奉納

法華総持院に百萬巻写経を奉納

 3月16日、総本部では、比叡山法華総持院東塔に於いて百萬巻写経の奉納を行った。
 最初に、福惠善高総本部長から小堀光實法務部長に写経が手渡された後、小堀部長導師による法楽が厳修された。
 奉納された写経は、一隅を照らす運動で推進する「百萬巻写経」として、今年度総本部に納められた2,803巻。
 総本部では、毎年3,000巻の目標をたて、一人でも多くの人への参加を呼びかけるとともに、信仰運動の基盤であることから、全国の支部でも積極的に写経会を実施して欲しと考えている。 関連リンク:お写経のすすめ

タイ交流親善視察団を派遣

タイ交流親善視察団を派遣

 総本部では、平成22年3月1日から6日までタイ交流親善視察団を派遣、今回の視察団には5名が参加し、総本部からは事務局として草別善哉総本部次長が同行した。一行は、総本部が長年支援している、バンコク市内クロントイスラムのドゥアン・プラティープ財団とシャンティ国際ボランティア会(SVA)の事務所、プラティープ財団「生き直しの学校」チュンポーン校・カンチャナブリ校などを訪問した。
 3月2日、一行は、タイ南部のスラタニ県にある「生き直しの学校」チュンポーン校を訪問。ここは、親からの暴力、スラムの社会的圧力から自信を失い、麻薬や犯罪に逃げ場を求めてしまった青少年を立ち直らせる施設である。現在、15歳から25歳までの青少年37人が規律正しい集団生活を送る中で、3~5年をかけて麻薬の更生をした後、主に農業訓練や職業訓練などを受けている。
 また、総本部の支援で開墾したマンゴスチンやココナッツの果樹園、20年前から造ってきたゴム園やアブラヤシ園の収益で、運営費の約半分を賄えるまでになっている。
 翌3日は、バンコクに戻り、プラティープ財団とSVAの事務所を視察。
 最初に訪れたプラティープ財団事務所では、財団が運営する幼稚園の園児たちから熱烈な歓迎を受けた後、総本部が継続している「生き直しの学校」支援金100万円が今団団長の西郊良光顧問からプラティープ女史に手渡された。
 続いて、参加者で茨城教区圓福寺住職の本田純道師が50万円を同女史に手渡した。これは、「生き直しの学校」カンチャナブリ校のアブラヤシ農園事業への支援金。本田師は平成16年にも同事業へ300万円を支援している。財団では、収穫したアブラヤシの実を搾油工場へ運ぶトラックが小型で老朽化しているため、中型トラック購入のための募金を呼び掛けており、支援金はその費用に充てられる予定だ。
 次に訪れたSVAでは、草別総本部次長からアルニー事務局長に支援金30万円の目録を手渡した後、日本人スタッフからパソコンを使って現状の活動報告を受けた。
 4日には、虐待や非行の背景が、チュンポーン校の青少年よりも複雑で深刻な少女や低年齢児が暮らす「生き直しの学校」カンチャナブリ校を訪問。ここは財団設立25周年を記念し、6年前に本田師などの支援により総本部がアブラヤシ600本を植樹している。
 現在、カンチャナブリ校には、5歳から25歳の青少年48人が共同生活を送っていて、アブラヤシ農園づくりを主とした農業訓練、ベーカリールームや薬草石けんづくりなどの職業訓練を受けながら近くの学校に通っている。
 5日、一行は世界文化遺産の古都アユタヤを見学し、帰国の途についた。