三岐教区本部(森喜良教区本部長)では、平成23年6月6日に岐阜市の美江寺(加藤弘春支部長)を会場に推進大会を開催し、檀信徒約150名が参加した。
第1部では教区内寺院住職ら18名出仕のもと東日本大震災復興祈願法要が行われた。御詠歌講による奉詠もあり、会場は厳かな雰囲気に包まれた。
第2部では福惠善高一隅を照らす運動総本部長より法話が行われ、続いて女流落語家露の団姫(つゆのまるこ)氏による「一隅を照らす落語」が披露された。この落語は一隅を照らす精神をわかりやすく盛り込んだ創作落語で、露の氏の明るくユーモアたっぷりの語り口に会場は笑顔が溢れていた。
また、東日本大震災ボランティアに参加した丹原美穂氏が体験談を語り、「一隅を照らす運動の精神で今後もそれぞれが出来る支援を行っていきましょう」と訴えた。
最後に同教区より福惠総本部長に地球救援募金として20万円、東日本大震災義援金として70,920円が寄託され閉会となった。
平成23年4月29日、埼玉教区本部(吉田亮照教区本部長)では、小川町民会館リリックおがわを会場に埼玉教区本部第45回一隅を照らす運動推進大会を開催し、各支部から檀信徒ら約650名が集まった。
第1部では、埼玉教区法儀研究会による法楽や一隅を照らす運動キャラクター“しょうぐうさん”着ぐるみの紹介、参加者全員による勤行があり、福惠善高一隅を照らす運動総本部長より一隅を照らす運動を長年実践している4名の檀信徒に表彰があった。また、第1部終了後、しょうぐうさんが教区仏教青年会会員と共に東日本大震災災害支援募金活動を行い、参加者から温かい浄財が寄せられた。
第2部では、KBS京都報道局アナウンサー部の塩見祐子氏が「比叡の光と共に-出会いと感動-」と題して講演。塩見氏は比叡の光という番組の中で出会った多くの方々とのエピソードや報道に対する思いを述べられ、参加者は講演に聞き入っていた。
そして大会の最後には、教区本部より慈愛募金として100万円と東日本大震災義援金として5,762,061円が、また教区仏教青年会から地球救援募金として370,241円が福惠総本部長に寄託され、閉会となった。
平成23年4月14日、三岐教区本部(森喜良本部長)では三岐教区宗務所(三重県伊賀市長田)を会場に、三岐教区議会・主事会・布教師会総会に併せて一隅を照らす運動教区推進教化研修を開催し、教区内から住職ら14名が参加した。
今回は「支部の活性化と支部独自の組織作り」と題して、各支部の組織化や実践のノウハウについて総本部が作成した支部活動マニュアルを参考にしながらより具体的な指導を行うことを目的に開かれた。
受講者からは、しょうぐうさんの着ぐるみの貸出し、子ども発心会、百万巻写経、一隅を照らす運動推進グッズについて様々な質問が出され、総本部としても今回の講義で出た意見をよりよい方向に向かうよう検討していく。
一隅を照らす運動総本部では、2月26日奥比叡ドライブウエイ沿線に、3月3日比叡山ドライブウエイ沿線に、3月10日比叡山延暦寺境内に合計10本を植樹した。
この植樹は、「一隅を照らす木植樹里親」募集によるもので、本運動が掲げる3つの柱の1つ、「共生」の実践活動として、また地球温暖化防止活動の一環として行っており、今回で第6回目を迎える。それぞれの木には「地球温暖化防止 一隅を照らす木」というメッセージと、植樹に賛同した個人の名前を刻んだプレートが取り付けられた。
「地球温暖化防止」には、ごくささやかな取り組みではあるが、木々が大きく枝を広げるように、やがて全国にこの取り組みが育っていくことを願っている。
植樹里親は次のとおり、栃木教区佐野部 薬師寺、栃木県 川島安太郎、香川県 東知江子、香川県 東美知子、愛知県 宮崎あさみ、千葉県 小沼裕子、岡山県 大森一男、東海教区 延命寺、九州東教区 富貴寺、滋賀教区 常照寺(順不同敬称略)。 関連リンク:「一隅を照らす木」募集要項
「きらめき」第24号(彼岸号)が発行されました。
「生命」「奉仕」「共生」の3つの柱をコンセプトに年4回発行しております。
詳しくは下記関連リンクより 関連リンク:「きらめき」第24号
平成23年1月20日、天台宗務庁(滋賀県大津市坂本)において一隅を照らす運動理事会が開催され、平成23年度の一隅を照らす運動の事業計画や予算を審議し、
○平成23年度「一隅を照らす運動」通常会計歳入歳出予算68,500,000円
○平成23年度「一隅を照らす運動」地球救援事業特別会計歳入歳出予算29,000,000円
が承認された。
会議の冒頭で、小堀光詮会長から「実践三つの柱である『生命(いのち)』『奉仕』『共生』を軸として具体的に活動していくことで、一隅を照らす運動が四十五周年という節目に向かってより一層発展していくことを期待しています」と挨拶があった。
また、谷口義久副会長(天台宗檀信徒会会長)からは「厳しい世相の中で考えることもたくさん出てきますが、熱心な取り組みを通して一隅を照らす輪を広げていきましょう。」との挨拶があった。
今回委嘱された顧問・理事は次の通り。
【顧問】京都教区毘沙門堂住職・叡南覺範師
【理事】九州東教区臨濟寺住職・秦順照師
平成23年1月17日、一隅を照らす運動総本部が支援している特定非営利活動法人AMDA(アムダ・本部=岡山)から難波妙代表部参事と、アムダが招聘したハイチ人少女ガエル・エズナール氏とアムダ調整員のマック・フレデリック氏の3名が天台宗務庁に来庁し、阿純孝同運動理事長、福惠善高同運動総本部長らと会談した。
今回来日したガエル氏はハイチ大地震で負傷し右足を切断しており、アムダが行った義肢支援プロジェクトにより昨年10月に無償義足の提供を受けた。アムダはハイチ大地震から1年の節目を迎えるにあたりガエル氏を日本に招聘し、義肢支援プロジェクトを支援した団体や事業所の訪問や、神戸における阪神淡路大震災の震災被害者との交流などを行った。
ガエル氏は「総本部による支援のおかげで、私も義足をつけることができ本当に感謝しています。将来の夢は日本に留学し、外交の分野でハイチと日本の架け橋となることです」と述べた。
ハイチでは震災後未だに仮設テントで生活する人々が多く、コレラ感染の広がりにより多くの人が亡くなっている。アムダはこれからもコレラに対する医療活動を継続していく方向で準備を進めている。