一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities


一隅を照らす運動ニュース

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第1回企画運営委員会が開催

第1回企画運営委員会が開催
 平成18年2月24日、天台宗務庁(滋賀県大津市坂本)において、一隅を照らす運動第1回企画運営委員会が開催され、濱中光礼理事長(天台宗宗務総長)から委嘱状が伝達された。
 委嘱された委員は、次の通りである。神奈川教区妙樂寺住職・溝江光運師、茨城教区西福寺住職・志鳥融光師、滋賀教区東雲寺住職・吉田慈敬師、九州西教区清水寺住職・鍋島隆啓師、山陰教区大日寺住職・見上知正師、兵庫教区日輪寺住職・虎熊光城師の6名。また、委員長には志鳥融光師が、副委員長には吉田慈敬師が選出された。

一隅を照らす運動理事会を開催

 平成18年1月23日、天台宗務庁(滋賀県大津市坂本)において、一隅を照らす運動理事会が開催され、平成18年度の一隅を照らす運動総本部予算、事業計画等が審議され、いずれも原案通り承認された。
 総本部では、平成17年度から会報として『きらめき』を発行しているが、次号の第5号から、現行のタブロイド版から小冊子形式に改め、内容の刷新を図ることとなった。
 なお、これまで通り、年4回印刷し、宗内寺院や総本部直属正会員に無料配布される。

「一隅を照らす木」を比叡山ドライブウェイに植樹

「一隅を照らす木」を比叡山ドライブウェイに植樹
 一隅を照らす運動総本部では、「共生」を実践運動の一つの柱に掲げ、家庭のゴミを減らすなど地球環境を守る取り組みを進めてきた。
 今年度は、これに加えて、檀信徒の方々に祖山や菩提寺などへの敬愛の念を深めていただこうと、「一隅を照らす木」を植える活動を新たに提唱し、初年度の取り組みとして、比叡山に「一隅を照らす木」を植樹する里親を募集した。
 平成17年12月8日に、数日前に降った雪がまだ残る中、延暦寺、比叡山ドライブウエイ、奥比叡ドライブウエイの協力により、12本のモミジや桜、ななかまどの木がドライブウエイの道路脇に植えられた。それぞれの木には、「地球温暖化防止 一隅を照らす木」というメッセージと、里親に賛同してくださった支部寺院や個人の名前を刻んだプレートが取り付けられた。
 「地球温暖化防止」と銘打つには、ごくささやかな取り組みではあるが、木々が大きく枝を広げるように、やがて全国の天台宗寺院や多くの方々の賛同を得て、この取り組みが育っていくことを願っている。
 第1回植樹里親賛同者は、田村昇平、壬生照道、薗實丞、東海教区延命寺、東京教区津梁院、兵庫教区白毫寺、山陰教区大日寺、京都教区吉祥院、四国教区妙法寺、岡山教区本性院、滋賀教区東雲寺、斎藤良樹(順不同敬称略)であった。
 なお、平成18年度の「一隅を照らす木」の募集要項等については以下のURLを参照ください。
http://ichigu.net/rescue/plant.html

関連リンク:平成18年度「一隅を照らす木」の募集要領

第20回目を迎えた天台宗全国一斉托鉢、渡辺座主猊下を先頭に托鉢

第20回目を迎えた天台宗全国一斉托鉢、渡辺座主猊下を先頭に托鉢
 天台宗全国一斉托鉢が平成17年12月1日、比叡山麓の大津市坂本地区一帯で行われた。
今年で第20回を迎えた一斉托鉢は、延暦寺一山寺院住職と天台宗務庁の役職員約80名が参加した。午前9時、法螺貝を先導に生源寺を出発した一行は、渡邊惠進天台座主猊下を先頭に「作り道」を南下行脚。その後、一行は五班に分かれて、家内安全を祈願しながら各家を回った。423,133円のあたたかい浄財が寄せられ、NHK歳末助け合い募金として全額が寄託された。
 また、天台宗の職員、延暦寺一山及び滋賀教区寺庭婦人会の協力を得て、JR比叡山坂本駅、JR堅田駅、京阪坂本駅で街頭募金を実施し、総額60,772円が寄せられた。

開宗1200年慶讃・九州東教区総登山一隅大会が盛大に

開宗1200年慶讃・九州東教区総登山一隅大会が盛大に
 九州東教区本部(寺田豪明本部長)では、平成17年11月24日に新装の比叡山延暦寺会館を会場に、「開宗1200年慶讃~九州東教区総登山一隅大会」が開催された。
 大会は、延暦寺執行・森定慈芳師の歓迎挨拶にはじまり、天台宗教学部長・小堀光實師が「開宗1200年総登山の意義」と題して、「一人ひとりの心に宿る仏様にお会い願いたい」と温かみ溢れる口調で説かれた。
 引き続き、沖縄県那覇市在住の平和音楽家・海勢頭豊さんとそのグループから、「戦後60年、平和への感謝と祈り」をテーマに平和を切望する歌やお話、ギター・バイオリン演奏があり、350名の参加者はあらためて戦争犠牲者の冥福と平和への誓いを新たにする音楽講演となった。【報告・野中玄雄師】

三岐大会が開催され、赤松光真師が講話

三岐大会が開催され、赤松光真師が講話
 三岐教区本部(宇野光道本部長)では、平成17年11月20日に金剛寺(三重県四日市市、尾崎光壽住職)を会場に一隅を照らす運動三岐大会が開催され、約90名が参加した。
 大会は教区内寺院出仕による法楽が行われ、常住寺詠歌講による御詠歌が奉納された。
次に延暦寺一山金台院住職赤松光真師を講師に、「一隅の源流」と題した講演が行われ、「人間だけが尊いのではなく、山・川・木・草も、人間、動物・虫も、路傍の花・石ころも、みな平等に尊いのです」と、一隅を照らす運動の意義と信仰運動の大切さをユーモアいっぱいに話され聴衆を魅了した。
 最後に参加者より地球救援募金が寄せられ、閉会式において壬生照道一隅を照らす総本部長に贈呈された。

第5回一隅を照らす運動公開講座が開催され、叡南俊照大阿闍梨が「行」を語る

第5回一隅を照らす運動公開講座が開催され、叡南俊照大阿闍梨が「行」を語る
 一隅を照らす運動公開講座(主催:一隅を照らす運動総本部)が平成17年11月9日に天台宗務庁(大津市坂本)で開催された。第5回目となる今回の公開講座では千日回峰行を満行した叡南俊照師(北嶺大行満大阿闍梨、延暦寺一山律院住職)を講師に迎え、市民や篤信者など約600名が詰めかけた。
 まずはじめに壬生照道一隅を照らす運動総本部長の開講挨拶があり、続いて叡南阿闍梨から受講者にお加持が授けられた。
 叡南師は「行者になるべく、師僧である叡南覚照師に導かれたように思います。とにかく一つのことをやり続け、あきらめず、耐えることを学びました」と小僧生活や修行当時のスライド写真を織り交ぜながら、時にはユーモアも入れて厳しい修行の日々について講演した。特に600日目の頃に体調を崩し、師僧から叱咤激励されながらも、陰で師僧や弟子に支えられて、なんとか回復して行を継続することができたこともしみじみと語っていた。
 ある参加者は「命がけの回峰行の一端を知ることができました。叡南阿闍梨様ほどのお方でも修行中に人生の最大のピンチがあり、それをお師匠様や周囲の人々のお陰やお不動様のご加護で乗り越えられたということがわかりました。親しくお加持をいただき、また自分にとっても励みとなるお話をありがとうございました」と語っていた。
 叡南師は、昭和33年に得度、昭和49年に比叡山の荒行である千日回峰行に出峰し、昭和54年に同行を満行。また昭和61年に比叡山12年籠山(ろうざん)行を成し遂げた。

滋賀大会が開催され、栢木寛照師がユーモアたっぷりに講演

滋賀大会が開催され、栢木寛照師がユーモアたっぷりに講演
 滋賀教区本部(長山慈信本部長)では、平成17年10月29日に東近江市の太郎坊参集殿を会場に一隅照らす運動滋賀大会が開催され、235名が参加した。
 大会は、滋賀教区寺庭婦人会による入堂御詠歌奉納に始まり、長山滋賀教区本部長が導師のもと教区内寺院住職出仕による法楽が行われた。開会式では、琵琶湖の自然との共生に尽力し、その一隅を照らす運動の基幹的活動により滋賀教区本部長賞を受賞された西光寺檀徒・奥田修三氏より、活動内容を紹介しながらの感銘深い謝辞があった。
 次に修験道法流慈照院住職の栢木寛照師を講師に、『あなたの中の仏に会いに~根本をみる』と題して記念講演が行われ、「仏さまの意に添った生き方をするには無財の七施があり、誰にでもできる優しい顔、言葉のかけあいををすることによって、よい社会、よい家庭をつくることができる」とユーモアを混ぜながら話された。
最後に、同教区仏教青年会会長の濱中大樹師より、一隅を照らす運動の実践3つの柱(生命・奉仕・共生)の宣言があった。

京都大会が開かれ、瀬戸内寂聴師が青空講話

京都大会が開かれ、瀬戸内寂聴師が青空講話
 京都教区本部(羽生田寂裕本部長)では、平成17年10月18日に京都国立博物館を会場に一隅を照らす運動京都大会が開催された。
大会は、中国楽器の揚琴と尺八合奏にはじまり、瀬戸内寂聴師が「青空講話」と題し、伝教大師のみ心をわかり易く話された。特に今回は、「最澄と天台の国宝展」が催されていることもあり、約1500名に及ぶ人々で会場は埋め尽くされていた。【報告・穴穂行仁師】

東海大会で田中康夫長野県知事が講演

東海大会で田中康夫長野県知事が講演
東海教区本部(村上圓竜本部長)では、平成17年10月16日に名古屋市国際会議場で、一隅を照らす運動東海大会が開催され、約3000名が参加した。
 大会は、長野県知事である田中康夫氏を講師に迎え、「生命・奉仕・共生」と題した講演が行われた。田中氏は「一人ひとりの力は小さいけれども、郷土を愛する愛郷心、隣人を愛する愛民心をもつことこそが一隅を照らすことにつながる」と話された。
引き続き、インド禅定林住職のサンガラトナ・法天・マナケ師から現状報告があり、その後、天台声明とグレゴリオ聖歌共演のコンサートに、参加者は荘重な雰囲気に包まれていた。
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