たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

一隅を照らす運動ニュース

上尾市で一隅を照らす運動推進埼玉大会を開催

上尾市で一隅を照らす運動推進埼玉大会を開催

 埼玉教区本部(吉田亮照教区本部長)では、平成20年4月29日、埼玉県上尾市文化センターを会場に、第42回埼玉教区本部一隅を照らす運動推進大会を開催。今回の大会には、各支部から約600名の檀信徒が集った。
 第1部では、叡山講福聚教会埼玉本部による御詠歌と、「天台宗在家勤行儀」を用いた参加者全員での法楽の後、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長より、一隅を照らす運動を長年実践されている3名の檀信徒の表彰があった。
 第2部では、作家の青木新門氏が「いのちのバトンタッチ」と題し講演。青木氏は、自分の近親者が亡くなった時のことを例に挙げて、『先に死ぬ人がありがとうと言えば、残った人もありがとうと応える。そうやって優しい言葉を掛けることが、一隅を照らすことなのではないでしょうか』と、大変分かりやすく話され、参加者はじっくりと講演を聞き入っていた。
 大会の最後に、埼玉教区本部内の各支部が実施した歳末募金である慈愛募金の中の200万円と、当日会場で集められた浄財339,225円が、地球救援募金として秋吉総本部長に寄託された。
 また、埼玉教区本部は、地球救援募金に毎年多額の浄財を寄託されていることから、総本部を代表して、秋吉総本部長が吉田教区本部長に感謝状を手渡した。

第5回内モンゴル植林ツアーに視察参加

第5回内モンゴル植林ツアーに視察参加

 去る5月5日から11日までの日程で「第5回内モンゴル植林ツアー」に一隅を照らす運動総本部から2名が、視察参加した。
 このツアーを主催したのは、長野県飯田市下伊那の有志の会で作る「内モンゴルの砂漠を緑化する会・NPO法人草原の風」(代表:中田忠夫氏)。同会は、内モンゴル出身で飯田市在住の佐々木ハスゲレルさんが始めた植林活動を支援しようと、平成16年に発足。これまでに実施した4回のツアーで、柳や薬草など計約10万本を植林している。
 平成18年11月にハスゲレルさんらが天台宗務庁に来庁され、総本部に植林支援の依頼があり、それを受けて昨年に続きツアーに参加した。
 次長を含む25名の一行は、中華人民共和国の首都北京から西に1,000kmの内モンゴル自治区オトクチでの植林活動、子どもたちや遊牧民との交流を行った。

【柳の苗木を1,000本。サジの苗木とヤンサイ草を植林 】
6日には、オトクチ市街から植林地域へ移動、午前11時より現地林業局主催のオープニングセレモニーに出席し、次長から活動支援金として30万円の目録をオトクチ林業局局長ボージンサン氏へ手渡した。
 その後、現地に向かい植林を開始、集まった現地の人々は100名。中には、ラマ教寺院のチョンクル住職をはじめ僧侶数名・林業局職員25名・中学生40名も含まれていた。植林期間中を通して、内モンゴルTV放送局と内モンゴル日報新聞社の取材があり、大々的に取り上げられた。
現場にあるのは、大きなスコップのみで、近代的な機器は一切なし。2m位の柳苗木を植えるのに深さ1m・直径50cmの穴を掘って埋めるという単純な方法であった。
 その他、ソリゲミョ寺院(ラマ教)参拝や林業局との交流夕食会に参加、過去4回に植林された場所を視察した。
また、オトクチ市街では、オトクチ専門学校を訪問し総本部からは記念品を贈呈した。また、学校では、日本語授業を見学した。
なお、総本部としては、前回植林した成果を実感し、継続した広がる砂漠化への防止活動を前向きに検討していく。

噴火災害支援として三宅村教育委員会に義援金贈呈

噴火災害支援として三宅村教育委員会に義援金贈呈

 平成20年5月27日、一隅を照らす運動総本部は、三宅島噴火災害支援として、三宅村教育委員会へ義援金を寄託した。
 草別善哉一隅を照らす運動総本部次長が現地に赴き、三宅村教育委員会がある三宅村役場を訪問。平野祐康三宅村長、櫻田昭正三宅村教育委員会教育長と面会し、雄山噴火当時の様子や復興状況などを伺った。
 その後、草別次長が三宅村の子どもたちの教育支援金として、平野村長に1,057,289円を手渡した。この支援金は、以前、総本部が平成12年(2000年)の雄山噴火の際、募金を呼び掛けて集まった浄財で、全島避難した村民が帰島するまで預かっていたもの。羽田―三宅島間の飛行機が、4月26日に運行再開したことを機会に現地へ届けた。
 また、27日と28日の両日に渡って、教育委員会の木村教育課長に案内していただき、今なおいたる所に噴火の爪跡が残る島内を視察した。現在も、雄山からは火山ガスが発生しているため、立入禁止区域があり、家に戻れない人々がいる。島の本当の復興には、まだ時間がかかる。

ミャンマー・サイクロン災害と中国・四川大地震に義援金

ミャンマー・サイクロン災害と中国・四川大地震に義援金

 平成20年5月29日、天台宗務庁において、一隅を照らす運動総本部は、去る5月2日から3日にかけて発生した、ミャンマー・サイクロン災害被災者支援として、NHK大津放送局へ義援金を寄託した。
 当日は、NHK大津放送局から三原渡局長と野矢哲正副局長が来庁し、濱中光礼理事長から義援金100万円を手渡した。この義援金は、日本赤十字社を通じて、現地被災者のために役立てられる。
 また、同じく19日から23日、濱中理事長等が中国を訪問。20日に国家宗教局を訪ね、中国・四川大地震に対する見舞金として100万円を手渡した。
 なお、総本部では、ミャンマー・サイクロン災害と中国・四川大地震に対する緊急募金への協力を6月末日まで受け付けている。

東京大会で白井のり子先生が講演

東京大会で白井のり子先生が講演

 東京教区本部(寺本亮洞教区本部長)は、平成20年6月7日、東京都千代田区「九段会館・大ホール」を会場に、第39回東京教区本部一隅を照らす運動推進大会を開催。今回の大会には、約1,000名が集った。
 まず開会式では、寺本教区本部長による主催者挨拶、次に秋吉文隆総本部長の来賓挨拶があった。
 第1部では、雅楽をともなった天台声明講演・神田秀順大僧正を御導師のもと教区によるおつとめ・和讃奉詠などがあり、杜多道雄前教区本部長による「一隅運動のすすめ」と題したお話があった。
 第2部では、ライフミッショナリー(命の大切さを伝える人)白井のり子先生が、「今を生きる」-命って素晴らしい-と題した講演をされ、自らのサリドマイド被害者体験を通じて「真のバリアフリー実現には、障害者と決めつけて手を差し伸べるのではなく、相手の事を認め声をかける事が大切」と語られ、来場者からは感動した表情がうかがえた。

長野県飯田市の大願寺で信越大会を開催

長野県飯田市の大願寺で信越大会を開催

 信越教区本部(大澤祐仁教区本部長)では、6月13日に長野県飯田市の大願寺(鷲山芳照支部長)を会場に信越教区本部大会を約100名が参加し開催した。
第1部では、大澤本部長導師の法楽の後、総本部をはじめ来賓の方が祝辞を述べ、続いて信越教区伊那部の檀信徒総代会会長が、「生命」「奉仕」「共生」の3つの柱を「運動推進の誓い」として参加者全員と唱和した。
 第2部では、天台宗群馬教区妙見寺住職の小川晃豊師を講師に迎え「いまこそご先祖さまの供養を」と題した講演が行われた。身近に出来ることは「先祖を大事にすること」「それには先ず我々が形に現すことです」と講演。
 最後に、本大会参加者からの浄財が、鷲山支部長から総本部にミャンマーと中国四川の義援金として75,582円が手渡された。

神奈川大会を川崎市で開催、600名が集う

神奈川大会を川崎市で開催、600名が集う

 平成20年6月13日、神奈川教区本部(溝江光運教区本部長)では、一隅を照らす運動神奈川川崎大会を川崎市高津市民館を会場に開催、約600名の参加者が集った。
 第一部では、溝江教区本部長を導師に参加者全員での法楽、福聚教会による御詠歌、詠舞が行われた。その後、同教区布教師会副会長・浮岳堯仁師の「一隅を照らす運動のすすめ」と題した法話があった。
 第二部では、作家・青木新門氏による「いのちのバトンタッチ」と題した講演があり、青木氏のわかりやすいお話しに参加者は聞き入っていた。
 また、第三部では、溝江教区本部長が、高津区社会福祉協議会と一隅を照らす運動総本部に本大会で集められた募金を贈呈。総本部には、地球救援募金として544,607円が、ミャンマー・サイクロン災害と中国・四川大地震の義援金として270,728円が寄託された。

名古屋市の日泰寺で東海大会を開催

名古屋市の日泰寺で東海大会を開催

 平成20年6月14日、東海教区本部(中村廣文教区本部長)は、名古屋市の覚王山日泰寺普門閣を会場に、一隅を照らす運動東海大会並びに東海教区檀信徒総会を開催し、約110名が参加した。
 大会は、来賓の秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長、同教区本部事務局長・佐藤正延師が挨拶。その後、永年にわたり社会奉仕活動を継続している吉祥院支部に対して、秋吉総本部長から吉祥院檀徒総代に感謝状と目録が手渡された。
 また、同教区本部からは、総本部に浄財が寄託された。
 講演では、吉祥院・立松圓浄住職が「一隅を照らす」と題し、自身が住職となって始めた托鉢や御詠歌等の活動について話した。

兵庫大会が加西市で開催され、300名が参加

兵庫大会が加西市で開催され、300名が参加

 平成20年6月19日、兵庫教区本部(草別碩善教区本部長)では、加西市の「健康福祉会館」を会場に、一隅を照らす運動推進大会を檀信徒総会と併せて開催、約300名が参加した。
 大会は法楽の後、一隅を照らす運動の実践活動をされている代表者3名が、それぞれ日頃の寺院護持や地元での福祉活動などを発表し、6名が総本部長賞表彰を受けた。
 講演では「比叡の四季」-お山の行事と修行を通して-と題し、延暦寺一山瑞応院住職の山田能裕師がホワイトボードを用いながら、現代社会における心の問題を多数の例を取り上げ、わかりやすく説明された。

第7回「心のつどいin比叡山」が、開催されました。

第7回「心のつどいin比叡山」が、開催されました。

 第7回「心のつどいin比叡山」(一隅を照らす運動総本部主催)を比叡山延暦寺会館で開催。7月14日、15日の一泊二日に亘り、一般公募で募った男女27名が参加した。
先ず開講式では、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長お導師による法楽があり、次にオリエンテーション・坐禅止観などの説明があった。
研修会では、「篭山行について」と題し、高川慈照師(延暦寺一山最乗院住職)による法話があり、高川師は「合理化・効率化優先の現代社会において、あれこれ不平不満を言わずに一瞬一瞬に全力をあげることが大切」と説かれた。
 夕食後、「自己再発見の時」をテーマに久米邦子先生(神戸市立体育館・公民館インストラクター)による講演が行われた。童謡に合わせて日頃使わない筋肉のストレッチ体操を行ない、次の体操に移るごとにユーモアを混じえながら話された。
翌日は、早朝5時起床後、研修生は根本中堂に入り、坐禅止観の実修。その後、書院境内の清掃、延暦寺会館でのお写経に、それぞれが熱心に取り組んでいた。
参加者の多くが初体験の様子で、ある研修生は「比叡山という特別な場所で講話を聞いたり、自分と向きあったり、日頃のあわただしい日々を少し止めて今の自分を確認できる貴重な体験をさせていただき感謝いたします。」と感想を述べ、又ある研修生は「今後、人の事を良く理解して人によろこばれる事をやる様にがんばりたい。」と語っていた。