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一隅を照らす運動ニュース

ラオス交流親善視察団を派遣

ラオス交流親善視察団を派遣

一隅を照らす運動総本部では、平成22年11月2日から6日まで第15回ラオス交流親善視察団を派遣した。この視察団には7名が参加し、総本部からは福惠善高同運動総本部長が同行した。今回は、ラオス国内で過去に総本部が建設支援した学校など訪問した。
 11月3日、一行はラオスの首都ビエンチャンにある小学校4校を訪問した。最初に訪問したのは市街地から少し離れたドンサワッド小学校。ここは平成8年に総本部が建設支援した学校で、現在190名の子どもが通っている。校舎は経年劣化している箇所もあったが、今もきれいに使われていた。またこの学校では、今年から楽しく学校に通ってもらうために放課後活動が始まり、ボランティアの人と一緒にカーペットや小物を作る活動をしたり、学校の周りに木を植えるなどの環境活動もしており、活気のある学校だった。2校目はすぐ近くのノンウァイ小学校。ここは平成9年に建設した学校で、現在100名の子どもが通っている。訪問した日はちょうど遠足の日で、子どもは少なかったが、先生から現状報告を受けた。3校目は平成7年に建てられたノンニャオ小学校。ここは現在220人の子どもが通っているが、全10教室のうち6教室しか使われていなかった。最近近くに私立小学校ができ、子どもがそちらへ転校したからである。しかし来年に近くのメコン川改修工事に伴って200家族がこの学区に移り住んでくる見込みで、児童も増え空き教室も埋まる予定とのこと。4校目は市街地から遠く離れたソムサマイ小学校。ここは平成4年に総本部がラオスで最初に建設支援した学校で、到着すると子ども達が校門で出迎えてくれた。現在380名の子どもが徒歩と自転車を使って通学しており、休み時間に校庭で元気よく遊ぶ姿が印象的であった。
 4日はビエンチャンから北へ約400kmの古都ルアンパバンへ飛行機で移動。神奈川教区本部が建設支援した学校2校を訪問した。1校目のシェーメン小学校は平成10年に建設され、現在286人の子どもが通っており、昨年新たに図書室も建てられた。訪問した時には子ども達が出迎えてくれ、保護者がラオス風焼きそばを振る舞ってくれた。その後、校長先生と村長から学校と村の現状報告を受けた。また同じ村にあるナーター幼稚園も訪問したが、子ども達の昼寝の時間とかぶさり、交流は出来なかったが、先生から現状報告を受けた。
今回の視察では、総本部が建設支援した学校が今も大切に使われていることがわかり、学校建設支援の成果を確認出来たことは大変有意義であった。