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一隅を照らす運動ニュース

インド・禅定林、タイ・プラティープ財団等を視察(1)

インド・禅定林、タイ・プラティープ財団等を視察(1)

【インド編】
 インド・禅定林(サンガラトナ・法天・マナケ住職)大本堂落慶一周年法要が、2月8日、ポーニ市ルヤード村の禅定林大本堂で厳修された。一隅を照らす運動総本部では、サンガ師が運営する「パンニャ・メッタ子供の家」や「パンニャ・メッタ図書館」に支援していることから、今回の禅定林大本堂落慶一周年法要に秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長が出席した。
 法要は、訪印団名誉団長の叡南覺範毘沙門堂門跡門主を大導師に、団員約40人が出仕し、インド各地より集まった仏教徒15万人が見守るなか厳修された。
 インド滞在中、秋吉総本部長は、ナグプール市内にある「パンニャ・メッタ学園」や、ルヤード村の「パンニャ・メッタ子供の家」を視察した。平成7年に完成した「子供の家」は、様々な活動を続けるサンガ住職の最初の拠点であり、原点とも言える場所である。現在は、カーストや宗教の異なる6歳から22歳までの子どもたち46人が、共同生活を送っている。一隅を照らす運動総本部では、弱い立場にある人々の精神向上、識字率向上、自立を願い、禅定林に毎年支援をしており、本年も、秋吉総本部長が100万円の目録をサンガ住職に手渡した。
 しかし、この日は思いがけず、サンガ住職から秋吉総本部長に支援金が手渡された。この支援金は、「子供の家」の子どもたちが一食を捧げ、その分をお金に換算し、総本部に寄付したもの。子どもたちは「今まではずっと支援を受けてきたが、自分たちも誰かの役に立ちたい」と、自発的に一食を捧げ喜捨した。秋吉総本部長は「子どもたちの気持ちは誠に尊いものです。まさしく一隅を照らす行動です」と語った。
(次週タイ編に続く)