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一隅を照らす運動総本部では平成30年10月30日、天台宗務庁大会議室を会場に第18回一隅を照らす運動公開講座を開催した。広く一般の方々に参加を呼びかけ、約300名の参加者が集まった。
昨年に引き続き、司会進行を一隅を照らす運動広報大使の露の団姫師が務めた。講師には、曹洞宗円通山普門寺副住職の髙橋悦堂師を迎え「我を捨て、我を生きる」と題して講演が行われた。
髙橋師は宮城県栗原市の出身、東日本大震災発生の際には、自身も被災経験を持たれている。災害発生直後には宗派の壁を越え、被害の大きかった沿岸部での支援活動に参加されている。支援の中で、被災された人々の悲しみを目の当たりにするも、その途方もない痛切さに「自分の心が受けとめきれず、何も感じない自分がいた」と語られた。その支援活動の最中、故岡部医師と出会い「なぜ人が臨終を迎える際、宗教者がそばにいないのか。そういった場でこそ宗教者がいるべきである」との彼の言葉に気付きを得て、最後を迎える人に寄り添う臨床宗教師として歩む覚悟をされた。
その後、師事する岡部医師が病気により余命わずかとなり、髙橋師に自身の最後を看取るよう願い、それを最後の教えとされました。その経験を糧として臨床宗教師として活動をされる中で感じた「私に何ができるのかとどれだけ苦悩しようとも、命は生まれた所に帰っていくのみである。私はただそれを自然に任せ、全てを受け入れ寄り添うのみである」と講演の終わりに語られた。
講演終了後には、露の団姫師進行のもと、質疑の時間が設けられ、参加者から臨床宗教師としての活動に対する疑問などが寄せられ髙橋師は丁寧に答えており、参加者一同充実した面持ちであった。
また会場では、参加された方々に地球救援募金の協力が呼びかけられており、多くの浄財が寄せられていた。
平成30年台風21号暴風災害・平成30年北海道胆振東部地震災害に際し、緊急救援募金を一隅を照らす運動総本部地球救援事務局が窓口となり、平成30年10月31日まで募集いたしておりました。
一隅を照らす運動総本部地球救援事務局でお預かりいたしました平成30年台風21号暴風災害・平成30年北海道胆振東部地震災害義援金は、10月31日現在で合計2,000万円となりました。
皆様よりお預かりいたしました浄財は、被害状況及び支援活動実績を考慮し、一隅を照らす運動総本部地球救援事務局から大きな被害を受けた地域の自治体等へ寄託いたします。
最終的な寄託結果につきましては、改めて一隅を照らす運動ホームページ等でご報告させていただきます。
多くの善意をお寄せいただきましたことに篤く御礼申し上げます。
合掌
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動画コンテンツ「一隅チャンネル」に、一隅を照らす 天台・京都百景の第二弾『https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=f1IYg0O2R2A』を公開しました。 関連リンク:一隅チャンネル
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