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一隅を照らす運動ニュース

神奈川教区一隅を照らす運動推進大会

神奈川教区一隅を照らす運動推進大会

平成27年6月9日、神奈川教区本部(溝江光運教区本部長)では、横浜市筑公会堂を会場に、一隅を照らす運動神奈川横浜大会として推進大会が開催され、住職・寺族・檀信徒ら約600名が参加した。
第一部は、天台大師、伝教大師、恵心僧都、相応和尚の四師を壇上に祀り、祖師先徳鑽仰大法会神奈川教区法要が厳修された。
法要は、教区内寺院を代表して溝江光運所長が大導師を、副導師に榎本昇道副所長、小堀光雄研修所所長が務められ、各部研修所幹事、仏教青年会の出仕のもと梵唄・散華にて執り行われ、法要中には檀信徒の代表がお供え物をお祖師に奉る伝供がなされた。参加者は、法要を通じてお祖師方のご遺徳を偲び信仰心を一層深めていたようであった。
法要に続いて大会会長の溝江教区本部長のご挨拶があり、来賓として一隅を照らす運動総本部の横山照泰総本部長、祖師先徳鑽仰大法会事務局の今出川行戒幹事よりそれぞれ祝辞が述べられた。今出川師からは、大法会について特に根本中道改修事業の理解と協力が呼びかけられていた。
第二部では、前十二年籠山比丘で延暦寺一山円竜院住職の宮本祖豊師により「覚悟の力」と題して講演された。
講演では、出家得度に至るまでの経緯や師僧との出会い、伝教大師に仕えるための終わりなき前行である「好相行」を、六百日に及び百数十万回続けた壮絶な礼拝行、十二年籠山行での日常など20年に亘る比叡山での修行生活をもとに話された。参加者には、宮本師の言葉が、心の一服の清涼剤になった様子であった。