たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

一隅を照らす運動ニュース

東海教区一隅を照らす運動推進大会

東海教区一隅を照らす運動推進大会

平成27年5月18日、東海教区本部(中村廣文教区本部長)では、愛知県名古屋市の覚王山日泰寺普門閣を会場に、東海教区一隅を照らす運動推進大会並びに東海教区檀信徒総会が開催され、住職・寺族・檀信徒ら約120名が参加した。
 第一部は、檀信徒総会として行われ、まず始めに中村本部長導師のもと法楽が行われ、石黒博幸檀信徒会長の挨拶があり、続いて来賓の前宗議会議員可児光永師より祝辞があった。
 檀信徒総会での議事終了後、社会福祉士の下斗米 摂氏が「認知症!どうしたらいいの? ~手品より不可解な認知症の世界」と題して講演された。下斗米氏は、手品を生かして、認知症患者とのコミュニケーションをとられており、その腕前を披露し会場を盛り上げながら、認知症の症状の違いや家族が認知症になった場合、いかに寄り添うことができるか、また、認知症患者を看護している家族や知り合いがいたなら、普段の何気ない会話でも良いので、寄り添っている、気にかけている、との思いを相手に行動や言葉で伝えてあげて欲しい、と話された。
 第二部は、一隅を照らす運動推進大会として、東海教区本部理事長の舎人経昭師の挨拶で始まり、来賓の横山照泰総本部長より祝辞が述べられた。大会講演では延暦寺一山伊崎寺住職上原行照大阿闍梨が「一隅を照らす」と題して講演された。
 講演では、師僧との関係や12年籠山を含む23年に亘る比叡山での修行生活での体験談をふまえ「一隅を照らす」精神を行者の立場として話された。参加者は、上原師の言葉を噛みしめるように聞き入り、改めて一隅を照らす精神を心に刻んでいた様子であった。また、特別に、参加者全員に上原大阿闍梨よりお数珠加持を頂戴して講演が閉じられた。
 最後に、水谷高章副所長の閉会の辞によって大会は幕を閉じた。