平成18年6月24日、東海教区本部(中村廣文教区本部長)は覚王山日泰寺普門閣を会場に、一隅を照らす運動推進大会並びに檀信徒総会を開催し、約120名が参加した。
推進大会はまず、地元愛知県在住で、難病のため闘病中の山下みらいちゃんを支援する募金が呼びかけられ、参加者から94,000円の浄財が集まった。引き続き、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長が挨拶。その後、東海教区本部からジャワ島地震義援金として100,000円が秋吉総本部長に手渡された。
講演では、長崎県宗教者懇話会会長・野下千年師を迎え、「私の諸宗教対話」と題し、原爆の被害や様々な宗教的軋轢など、不幸な歴史を持った長崎で、キリスト教や諸宗教の僧侶達が集まり、宗教・宗派・民族を超えた対話と相互理解のために努力していることを紹介し、宗教の融合がいかに大切であるかを語られた。
大会に先立ち行われた檀信徒総会では、中村廣文教区本部長と可児光永宗議会議員を来賓に迎え、参加者全員で法楽が行われた後、平成17年度の事業報告と収支決算、平成18年度の事業計画案と予算案が承認された。
東海教区本部(中村廣文教区本部長)は、平成19年6月16日、名古屋市覚王山日泰寺普門閣を会場に、一隅を照らす運動推進大会を開催し、100余名が集った。
まず、午後1時30分からの檀信徒総会では、中村廣文教区本部長御導師のもと法楽があり、続いて中村教区本部長と可児光永宗議会議員の来賓挨拶。引き続き平成18年度事業報告と収支決算、平成19年度事業計画案と予算案が承認された。
次に大会では、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長挨拶後、愛知県在住の難病の山下みらいちゃんの募金運動について、昨年の10月にメドが立ち、一億四千六百万円の募金が集まり、昨年の12月に渡米して手術が行われた近況報告があった。
講演では、インド共和国禅定林住職サンガラトナ・マナケ・法天師を講師に「インド国内の仏教事情」と題し、
『仏教の発祥はインドにあるが、800年前のインド仏教社会は、僧侶と在家の方々との間には付き合いがなく隔たりがあり、社会そのものにも亀裂があって、仏教の基盤が崩れているところへイスラム教が侵略して来たのでひとたまりもなく仏教が絶滅になりかけた。
50年前にもう一度、アンベガルド博士によって仏教は再興された。カーストの身分差別は今でもインドは抱えており、差別の撤廃運動などにも博士は生涯をかけられた。今、インドの12億の人口の中で0.8%が仏教徒である。』
と話された(写真)。参加者は、講師のインドの現状談を熱心に聞き入った。
東海教区本部(中村廣文教区本部長)は、平成22年10月2日、愛知県名古屋市「名鉄ホール」を会場に、東海教区本部一隅を照らす運動推進大会を開催。今回の大会には、1,000余名が集った。
大会では、中村教区本部長と阿純孝理事長の挨拶、仏教青年会による天台声明講演、檀信徒6名が実践者表彰として教区本部長賞を授賞。
また、中村教区本部長より福惠善高総本部長へ地球救援募金に対し100万円の目録が贈呈。
講演では、ライフミッショナリー(命の大切さを伝える人)白井のり子先生が、「典子は、今」あれから28年-今を生きる-と題した講演をされ、自らのサリドマイド被害者体験を通じて「真のバリアフリー実現には、障害者と決めつけて手を差し伸べるのではなく、相手の事を認め声をかける事が大切」と語られ、来場者からは感動した表情がうかがえた。
休憩の後、九州西教区普光寺住職池田智鏡師による「琵琶が奏でる女の半生」と題した琵琶演奏と寺庭婦人会による比叡山仏道讃仰和讃があり閉会した。
東海教区本部(中村廣文教区本部長)では、平成23年6月25日に名古屋市の覚王山日泰寺普門閣を会場に、東海教区檀信徒総会並びに一隅を照らす運動東海大会を開催し、約110名が参加した。
先に行われた檀信徒総会では講演があり、延暦寺一山宝珠院住職で千日回峰行者の藤波源信師が「祈りの心-東日本大震災被災者へ向けて-」と題して法話をされた。藤波師は「東日本大震災は日本にとって大変な試練です。今一人一人に出来ることを精一杯やることが安穏な暮らしにつながっていくのです」と震災への思いを語った。
また大会では、来賓の福惠善高一隅を照らす運動総本部長、中根光龍同教区本部事務局長が挨拶。
続いて、安藤雅仁東海教区仏教青年会前会長より東日本大震災に対する東海教区仏教青年会の活動報告があった。
最後に東日本大震災被災者に向けてのミニコンサートがあり、ピアノとフルートによる「おぼろ月夜」などの唱歌の演奏や、参加者全員で「上を向いて歩こう」を合唱し、被災地に向けてのエールを歌声に乗せて届けた。
東海教区本部(中村廣文教区本部長)では、平成24年6月23日に名古屋市の覚王山日泰寺普門閣を会場に、東海教区檀信徒会並びに東海教区一隅を照らす運動推進大会を開催し、約120名が参加した。
まず檀信徒総会では、NPO法人「雨にも負けずプロジェクト」代表中川國弘氏の「共に生き、共に支えあう福島復興キャンプの現場から」と題して講演があった。
続いて推進大会では舎人事務局長より開式の挨拶を始め、福惠善高総本部長より祝辞があった。その後舎人事務局長から当日の参加者より集められた浄財112、720円福惠総本部長に寄託された。
次に高野山真言宗 修学院高家寺住職北川宥智師を講師として迎え「尾張七代藩主徳川宗春卿の真実 世の中を明るく照らし、経済を活性化した殿様」と題して講演が行われ、師は徳川宗春卿は社会的弱者を大切にし、形式よりも中身に重きを置いた政策を行っていました。
その心は伝教大師の忘己利他の精神に通ずるものがあると講演されて
東海教区一隅を照らす運動推進大会は閉会となった。
東海教区本部(中村廣文教区本部長)では、平成26年6月7日に愛知県名古屋市の名鉄ホールを会場に、東海教区一隅を照らす運動推進大会を開催し、檀信徒約1000名が参加した。
はじめに、東海教区仏教青年会の声明講演があり、参加者は聞き入っていた。
その後、中村廣文教区本部長より開会の挨拶、続いて横山照泰一隅を照らす運動総本部長より祝辞があった。また、永年にわたり一隅を照らす運動を実践してきた会員に総本部長賞が授与された。
第1部では、京都大学ips細胞研究所顧問阿曽沼慎司氏が「ips細胞の実用化に挑む~現状と課題~」と題して講演された。阿曽沼氏は「ips細胞は万能であるが、それゆえ倫理問題が出てくる。宗教界も深く携わって欲しい。」と語られ、参加者は興味深い様子で聞き入っていた。
第2部では、延暦寺一山円竜院住職宮本祖豊師が「十二年籠山行~生命を見つめる静の行~」と題して講演され、出家をしてから十二年籠山行までの、壮絶な修行内容を語られた。
最後に、参加者全員で東日本大震災犠牲者に1分間の黙祷を捧げ、閉会となった。
今大会では、東海教区本部より100万円の浄財が、一隅を照らす運動地球救援事務局へ寄託された。