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一隅を照らす運動ニュース

第10回ラオス学校建設団を派遣

第10回ラオス学校建設団を派遣

【 子供たちに学校を!! 】
一隅を照らす運動総本部では、海外支援の一環として「教育の機会を失っているラオスの子供たちに学校を」の取り組みを平成4年から始め、これまで22校を贈ることが出来ました。
 これは、単に学校を建てるための財政的な支援だけではなく、短期ではあるが、現地の学校建設作業に携わり、村の人たちや子ども達と交流を図ることによって、自己を見つめ直す機会にもなっています。
 今年も去る2月24日から3月5日までの日程で「第10回ラオス学校建設団」を派遣しました。
 学校建設団一行は、女性7名を含む25名で、ラオスの首都ヴィエンチャンから北に180kmのシヴィライ村中学校建設作業と子どもたちや村人との交流をはかりました。他にも、以前に建築された学校を視察しました。

【 忘れられない日々 バッシーセレモニーで涙 】
 団員の中には、今回で2回以上の参加者も数人含まれていました。しかし初めての参加者にとって現場にありますのは、数個のバケツなど数種の大工用具のみで、近代的な機器は一切なく、基礎となる鉄骨に針金を使って固定していく手法や、砂や砂利をバケツで運ぶやり方に、まず最初のカルチャーショックを受けたようであります。
 異文化の中での言葉の壁は、やがて、時間の経過とともに、身振り手振りだけでもなんとかなるもので、村の作業員と笑ったり、子どもたちと竹で水鉄砲を作って楽しく遊んだり、お互いの国のお菓子を作りあい交流を深めるなど、時間の短さを悔いるようでした。
 建設作業の日程が終わり、翌日の学校引渡式では、団員がそれぞれ歌や即席芸などを披露しました。そして、村の人たちが団員の腕に綿の白い紐を巻いて感謝の意を表すバッシーセレモニーとよばれる宗教儀礼や、食事、ラオラオというお酒でのもてなしがあり、村人に誘われて踊るなど、楽しい時を過ごしました。別れ際には、肩を抱き合って涙。団員にとっては、一生忘れられない日となりました。

建設団顧問:西郊良光  団長:斎藤良弘  副団長:大宮孝舒  
団員:本田耕平 瀧川紘乃 横山亮仁 村田一二 菅野順心 入澤純宣 廣瀬泉
    塚越康慈 日置章文 三浦周斗 浅野興全 西村れい 小島史子 中里正敬
    平野高司 萱垣充英 本田純道 飯塚恵子 三田景子  
講師:安井清子  事務局:小林慈誠  酒井健次  《 敬称略・順不同 》