天台宗全国一斉托鉢
開催日2017年12月01日(金)
天台宗全国一斉托鉢
「伝教大師のご精神を現代に生かそう」と、一隅を照らす運動が昭和44年に発足して以来、運動の一環として托鉢行の推進と実施をしておりましたが、昭和61年12月1日、新たに「二十一世紀へ慈愛(あい)の灯を!」をスローガンとして、「天台宗全国一斉托鉢」がはじまり、天台座主を先頭に滋賀県大津市の比叡山麓坂本界隈を行脚するほか、全国各地で展開されるようになりました。
師走の恒例行事となったこの托鉢も、毎年12月1日、全国津々浦々で実施され、地域に根ざした活動となっております。さらに平成9年からは、12月を「地球救援活動強化月間」と定め、長期にわたり托鉢以外にもバザーや街頭募金など様々な活動を呼びかけており、教区本部(都道府県)単位や各部(市町村)単位、さらには寺院単位でそれぞれ実施されております。その浄財(募金)は、各地方の社会福祉協議会や日本赤十字社、NHKや新聞各社などをはじめ、直接指定する福祉施設に寄託されております。
本年も比叡山麓では、12月1日に天台座主を先頭に、坂本界隈を托鉢行脚いたします。また、比叡山延暦寺の僧侶、天台宗務庁の役職員、延暦寺の寺庭婦人ら約100名が参加し、各家々を廻る戸別托鉢や街頭募金(JR比叡山坂本駅・JR堅田駅・JR大津京駅・京阪坂本駅)を行います。
なお、当日いただいた浄財は、NHK歳末たすけあい運動とNHK海外たすけあい運動に寄託いたします。