たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

パンニャ・メッタ 子どもの家(インド)

一隅を照らす運動地球救援事業の支援先(3)パンニャ・メッタ 子どもの家(インド)

パンニャ・メッタ子どもの家の概要

インド仏教再生の使命を果たす大乗仏教の僧侶になるために、9歳のときに来日し、比叡山で出家して修行したサンガラトナ・法天・マナケ師が、インド・デカン高原の中心都市ナグプールに仏教実践施設「禅定林」(ぜんじょうりん)という拠点を設け、その活動の一環として孤児院「パンニャ・メッタ・バルサダン(智恵と慈悲の子どもの家)」を建設して、貧しい子どもたちに生活の安定と仏教的情操教育を与え、将来のインド社会に貢献できる人材の育成に努めています。

禅定林は、1982年にインド政府より宗教社会法人に認定され、「パンニャ・メッタ子どもの家」は同法人の中核的事業です。現在、施設には10名のスタッフが子どもたち約30名と起居を共にして、子どもの育成に当たっています。近い将来は子どもの数を50名に増やし、今後生活が安定すれば、施設を拡充して150名の子供を受け入れたいと考えています。

パンニャ・メッタ子どもの家(インド)パンニャ・メッタ子どもの家(インド)

パンニャ・メッタ子どもの家の活動は、インド仏教再生のための人づくりを最大の目的としており、仏道修行を重ねることはいうまでもなく、仏教的事業を推進。また天台仏教青年連盟の募金によって取得した土地を農地や水田・果樹園として開墾して、経済基盤をかため、学校教育や小規模の医療施設の建設なども運営して、インド社会の発展向上に寄与したいと計画が進められています。

この目的を達成するに当たり、「パンニャ・メッタ子どもの家」の運営の基金が必要ですが、一隅を照らす運動総本部では毎年支援金を送るとともに、子どもたちに育英金を支給しています。

みなさん、この施設の子どもたちのサポーターになっていただけませんか? どの子の親というより、パンニャ・メッタ子どもの家の里親として愛情交流をしていただきたいのです。そういう「智恵と慈悲の子どもの家」の真の里親を求めています。

サンガラトナ・法天・マナケ師

サンガラトナ・法天・マケナ師サンガラトナ・法天・マケナ師

サンガ師は、インドの中央部、デカン高原にあるナグプールという都市に住む熱心な仏教徒の家庭の一人っ子として生まれました。ナグプールは、インド社会を支配するカースト制度に反対したアン・ベドカル博士(独立インドの初代法務大臣)が指導者となり、1956年に「仏教改宗運動」が行われた都市です。この時には60万もの人々が仏教徒となりました。そして歳月が流れた1972年、インド仏教再生の指導者となるべく、サンガ師は9歳のときに単身で来日したのです。

比叡山では堀沢祖門師のもとで出家、勉学に励むとともに百日回峯行などの修行を修め、13年後の1985年に帰国。インド帰国後は、仏教道場「禅定林」を拠点に活動を始めました。

サンガ師の活動を支援するため、天台宗の若い僧侶が組織する「天台仏教青年連盟」が募金活動を展開。寄せられた浄財によって、自活のための農地22エーカーの土地を購入するとともに、念願の孤児院を開設することができました。
現在、サンガ師は福祉活動のみならず、仏教徒による「インド縦断平和大行進」実施の指導者として参画するなど、インド仏教に新たな息吹を与える活動に日々邁進しています。

パンニャ・メッタ協会ホームページhttp://www.pmj3.com/

資料送付をご希望の方は一隅を照らす運動総本部までメール等でお知らせ下さい。
一隅を照らす運動では、パンニャ・メッタ 子どもの家の運営資金と教育里親制度にご協力いただく方を募集しています。

お問い合わせ先

≪お問い合わせ≫ 一隅を照らす運動総本部地球救援事務局
〒520-0113 滋賀県大津市坂本4-6-2 天台宗務庁内
TEL:077-579-0022 FAX:077-579-2516

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