たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

仏教 今日のひとこと

お釈迦さまや天台大師はもとより、伝教大師はじめ日本仏教各宗派の祖師のお言葉は、
仏教の教えに裏打ちされた大変素晴らしいものです。

このコーナーでは、仏教に関する珠玉の名言を「仏教 今日のひとこと」として紹介します。

それぞれの言葉には味わい深いものが数多くあり、みなさんの日々の生活指針になれば幸いです。

  • No.068
  • 真観(しんかん)清浄観(しょうじょうかん) 広大智慧観(こうだいちえかん) 悲観及び慈観あり。
  • 意訳

    観世音菩薩さまの特性を表す言葉。真実を知る眼は慈愛にあふれ、汚れもとらわれもなく、すべてに偏ることなく、広く深い智慧をもって中道(ちゅうどう)の観察をし、他人の苦悩は己の苦悩と観じ、すべての人々は大切な友であると平等に観察する慈悲深い心を持ち合わせる。

  • 出典

    『妙法蓮華経』観世音菩薩普門品第二十五

  • 解説

    鳩摩羅什(くまらじゅう)が漢訳した『妙法蓮華経』(406年)。「最高の教え(法華)、白蓮華のような正しい教えを説いた経典」という意味があり、生あるものはすべて成仏できると説くところに、『法華経』が「諸経の王」と呼ばれる由縁がある。