茨城教区本部(酒井貫全教区本部長)では、平成25年10月16日、神宮寺(茨城県稲敷市・真下俊昭支部長)を会場に、第18回一隅を照らす運動茨城教区本部推進大会を開催し、住職・寺族・檀信徒ら約200名が参加した。
今大会は、「社会の中に一隅を照らす精神と意識を高め、実践する機会となることを目的とする」をテーマに実施され、始めに酒井本部長導師のもと法楽があり、参加者全員で「般若心経」をお唱えした。
続いて、主催者である酒井本部長の挨拶。来賓の福惠善高同運動総本部長と舩戸俊宏茨城教区宗議会議員より祝辞があった。
篤行者表彰式では、稲敷市内にある県指定の城址を後生へ伝えるため永年にわたり活動している阿波崎城址保存会と神宮寺保存会へ総本部長賞の表彰があった。
また、一隅を照らす運動の活動報告として、松永博臣事務局長より災害時にお寺が拠点となり特定非営利活動法人アムダが医療活動を行う協力関係寺院の紹介などがあった。
第一部記念講演では、比叡山延暦寺一山寂光院住職小堀光實師を講師に招かれ、「最澄さまの御心を師父に感じて」と題した法話があり、最初に参加者全員で体操をした後に講演を始められ、参加者は終始、気持ちが落ち着いた状態で聞き入ることが出来たという声があった。
第二部記念講演では、落語家露の団姫師による「一隅を照らす落語」を披露され、会場全体は笑いの渦に包まれた。
最後に、教区議会議員より挨拶があり、閉会となった。
茨城教区本部では、推進大会を寺門興隆の良い機会と位置づけ、教区内の寺院を会場に大会を開催している。
京都教区本部(穴穂行弘教区本部長)では、平成25年10月18日に京都市左京区の眞正極樂寺を会場に、京都教区一隅を照らす運動推進大会を開催、約200名の参加者が集まった。
まず、穴穂行弘教区本部長より開会の挨拶があり、続いて、福惠善高一隅を照らす運動総本部長より祝辞があった。
第1講では天王寺楽所雅亮会による雅楽の公演があった。各楽器の由来、音色の紹介の後、演奏があり、普段は聞き慣れない音に参加者は真剣に聞き入っていた。
第2講では九州東教区臨濟寺住職秦順照師による「道心・右仏、左は我が身」と題した講演が行われた。秦順照師はインドやタイなど海外での自身の体験を元に、冗談を交えながら話され、会場は笑いに包まれていた。
最後に、一隅を照らす運動副会長でもある谷口義久京都教区檀信徒会会長(天台宗檀信徒会会長)の挨拶の後、松景崇誓京都教区宗務所副所長の閉会の辞で閉会した。
平成25年9月16日早朝に近畿地方に最接近した台風18号による災害への支援を一隅を照らす運動総本部は9月30日、京都府庁と滋賀県庁を訪問し、義援金を寄託した。
京都府庁には、福惠善高総本部長と京都教区庶務主任原田誠俊師が赴き、健康福祉部山口寛士部長と面談し、総本部からの義援金30万円を寄託、今回の豪雨による被災状況の説明を受けた。
次に訪れた滋賀県庁には、福惠善高総本部長と滋賀教区長山慈信教区本部長が赴き、健康福祉部中井清次長より被災状況の説明を受け、総本部から義援金30万円を寄託した。
両府県の担当者は「大きな災害は過去になく、多くの被害が出ており、今後は復旧への迅速な対応が求められる。」と語った。なお、今回の義援金は被災された方々に贈られる。
「きらめき」第34号(秋・彼岸号)が発行されました。
「生命」「奉仕」「共生」の3つの柱をコンセプトに年4回発行しております。
詳しくは下記関連リンクより 関連リンク:きらめき