たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

一隅を照らす運動ニュース

九州東教区一隅を照らす運動推進大会

九州東教区一隅を照らす運動推進大会

 平成28年9月16日、九州東教区本部(秋吉文隆教区本部長)では、九州東教区一隅を照らす運動推進大会を宇佐神宮(大分県宇佐市)参集殿において開催し、200名を超す参加者が集まった。
 推進大会に先立ち宇佐神宮の本殿において「法華懺法」の法要が奉修され、会場は厳かな空気に包まれた。古くから大分県国東半島の寺院との関わりが深い宇佐神宮での仏教法要ということで、参加者は神仏習合の文化に触れ、神仏とご縁を結ぶ機会となったのではないか。
 法要終了後、宇佐神宮参集殿に会場を移し、推進大会が開催された。
 はじめに、秋吉区本部長、小野崇之宇佐神宮宮司から開会にあたり挨拶があった。
 引き続き、横山照泰同運動総本部長より実践者表彰が行われ、今大会では11名の方々が総本部長賞を受賞され、代表7名へ授与された。
 公演では、落語家の露の団姫師(同運動広報大使)による落語の公演が行われた。創作落語「仏は君をホットケない」が披露され、仏教の教えを織り交ぜたユーモアあふれる落語に会場は大きな笑いに包まれ、大会は盛会のうちに幕を閉じた。
 また、当日会場では多くの浄財が寄せられ地球救援事務局に寄託された。

第15回「心のつどいin比叡山」

第15回「心のつどいin比叡山」

 第15回「心のつどいin比叡山」(一隅を照らす運動総本部主催)を比叡山延暦寺会館で開催。7月8日、9日の1泊2日の日程で、一般公募で募った男女29名が参加した。
 はじめに、横山照泰同運動総本部長、今出川行戒延暦寺参拝部長から挨拶を頂戴し、日程説明や延暦寺会館での注意事項等の説明があり、研修会がスタートした。
 現在天台宗では「祖師先徳鑽仰大法会」の期間中であり、本年は「恵心僧都1000年御遠忌」「伝教大師御誕生1250年」の御祥当年であることから、諸堂参拝として「浄土院」「恵心堂」「恵心僧都墓所」等を巡拝した。普段歩き慣れない山道に、参加者は時折疲れた表情を見せながらも、比叡山の自然豊かな空気に思いっきり浸っていた。各お堂では、全員で『般若心経』をお唱えし、各お祖師方の「宝号」をお唱えし、遺徳を偲んだ。
 夕食の後、『法華経』の写経に取り組んだ。参加者は見慣れない文字や筆を使っての写経に苦戦しながらも、集中して1字1字丁寧に書き上げていた。
 引き続き座談会が開催され、露の団姫師(同運動広報大使)や綾小路乗俊師(同運動企画運営委員会委員)を囲み、様々な話で盛り上がり、1日目の日程が終了した。
 翌日は、早朝5時半より根本中堂にて坐禅止観、朝のおつとめを行った。雨音の響く中、厳かな空気に包まれより一層集中して行うことができた。その後、大書院屋内の清掃を行い、普段公開されていない内部を見学することができた。
 朝食の後、修験道法流浄光院住職の栢木寛照師を講師に迎え、「こころの時代」と題した講演が行われた。栢木師は講演の中で伝教大師のみ教えに触れ、特に人材育成の重要性について語られた。自身の活動の一つでもある青少年サイパン島文化交流使節団の派遣も、人づくりへの強い想いから毎年行われており、「より良い社会は、より良い人材から成っており、次代を担う若い世代を育てるこそ大切なことである」との言葉に参加者は熱心に耳を傾けていた。
 ある研修生は「あっという間の1泊2日の時間でした。写経や坐禅などの経験が比叡山で出来たことを大変嬉しく思います」と感想を述べており、盛会のうちに幕を閉じた。

福島教区一隅を照らす運動推進大会

福島教区一隅を照らす運動推進大会

 平成28年7月11日、福島教区(矢島義謙教区本部長)では、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズを会場に、福島教区檀信徒会総会並びに一隅を照らす運動推進福島大会が開催され、約260名の参加者が集まった。
 最初に檀信徒会総会が行われ、まず矢島教区本部長を導師に法楽があり、続いて教区檀信徒会真鍋幸意会長の挨拶、矢島義謙宗務所長、林光俊宗議会議員の来賓挨拶があった。
 総会終了後、休憩をはさみ一隅を照らす運動推進大会が行われ、天台宗参務阿部昌宏総務部長を講師に迎え「天台宗祖師先徳鑽仰大法会~国宝根本中堂大改修に向けて~」と題し、講演が行われた。
 最後に、当日会場にて集められていた熊本地震の義援金を矢島教区本部長から阿部総務部長に寄託され、閉会となった。

東海教区一隅を照らす運動推進大会

東海教区一隅を照らす運動推進大会

 平成28年6月25日、東海教区本部(柴田真成教区本部長)では、愛知県名古屋市の覚王山日泰寺普門閣を会場に、東海教区檀信徒会総会並びに一隅を照らす運動東海教区推進大会が開催され、住職・寺族・檀信徒ら約200名が参加者が集まった。
 第1部では、檀信徒総会が行われ、まず柴田教区本部長導師のもと法楽が行われ、神谷雍彦教区檀信徒会長より挨拶があった。
 檀信徒総会での議事終了後、延暦寺一山戒光院住職の髙山良彦師が「母の心、子の心~恵心僧都一千年御遠忌を迎えて~」と題して講演された。
 天台宗祖師先徳鑽仰大法会の期間中であることから、今回の講演では恵心僧都の生涯や教えを中心に話され、母親との関係性について詳しく説明された。
 第2部は、一隅を照らす運動推進大会として、安藤誠亮教区本部事務局長の挨拶で開会し、柴田教区本部長より挨拶、横山照泰総本部長より祝辞がそれぞれ述べられた。
 続けて「聲明と雅楽」と題した公演が行われ、東海天台仏教青年会僧侶による天台声明とアユチ雅楽会による雅楽の演奏が披露された。普段あまり触れることのない声明と雅楽のコラボレーションに、参加者は真剣に耳を傾けていた。
 講演では、インド禅定林住職のサンガラトナ・法天・マナケ師が「インド禅定林大本堂落慶十周年を迎えて」と題して講演された。
 サンガ師は、インドという国の現状、自身が来日し修学に励んだ日々や帰国してからの活動などを話され、参加者はとても興味深そうに講演に聞き入っていた。
 大会最後は「比叡山仏道讃仰和讃」を参加者全員でお唱えし、盛会のうちに大会は幕を閉じた。

東京教区一隅を照らす運動推進大会

東京教区一隅を照らす運動推進大会

 平成28年6月23日、東京教区本部(杜多徳雄教区本部長)では、浅草公会堂を会場に、一隅を照らす運動東京大会が開催され、壇信徒ら約1000名が参加した。
 第1部の法要は、輪王寺門跡・寛永寺住職神田秀順大僧正を導師に、教区寺院の代表、天台聲明音律研究会、天台雅楽会らが出仕し、執り行われた。法要の前後には、叡山講福聚教会東京地方本部会員による和讃が詠唱され、会場に荘厳な雰囲気を添えていた。法要のあと、神田大僧正のご挨拶、杜多徳雄教区本部長の挨拶があり、続いて来賓の一隅を照らす運動理事長の木ノ下寂俊宗務総長、副理事長の小堀光實延暦寺執行、総本部の横山照泰総本部長、それぞれより祝辞が述べられた。最後に杜多教区本部長より、功績顕著である檀信徒へ表彰状が授与され、第1部は終了した。
 第2部では、延暦寺一山円龍院住職の宮本祖豊師を講師に迎え、「比叡山の修行と伝教大師の御心」と題して講演が行われた。自身の出家得度の経緯や「十二年籠山行」、20年にも渡る比叡山の修行を通して感じ得た伝教大師の教えを話され、参加者らはその体験談に聞き入っていた。
 結びに、關口晃成教区副本部長より閉会の挨拶があり、第46回を迎える一隅を照らす運動東京大会は、幕を閉じた。

兵庫教区一隅を照らす運動推進大会

兵庫教区一隅を照らす運動推進大会

 兵庫教区本部(荒樋勝善区本部長)では、平成28年6月20日に豊岡市のHOTEL KOSHOを会場に、第47回兵庫教区檀信徒会総会並びに一隅を照らす運動推進兵庫大会を開催し、檀信徒ら約300名が参加した。
 はじめに、荒樋教区本部長を御導師に法楽が行われ、荒樋教区本部長から主催者挨拶、続けて、横山照泰一隅を照らす運動総本部長より祝辞が述べられた。
 檀信徒会総会の後、推進大会が行われ、まずはじめに一隅を照らす運動実践発表が行われた。檀信徒3名が日頃から取り組んでいる実践活動が発表され、参加者にとっては今後の参考となったのではないか。
 その後、実践者6名に横山総本部長より総本部長賞の表彰が行われた。
 また、延暦寺一山円竜院住職の宮本祖豊師による「比叡山の修行と伝教大師の御心」と題した講演が行われた。出家得度に至るまでの経緯や師僧との出会い、十二年籠山行での日常など20年に亘る比叡山での修行生活をもとに話され、参加者は熱心に聞き入っていた。
 大会は木下政夫教区第6部檀信徒会副会長の閉会の辞で幕を閉じた。

三岐教区一隅を照らす運動推進大会

三岐教区一隅を照らす運動推進大会

 三岐教区本部(森喜良教区本部長)では、平成28年6月15日に岐阜県関市の宗休寺(通称:関善光寺)を会場に三岐教区一隅を照らす運動推進大会を開催し、住職や檀信徒220名が参加した。
 第1部では、はじめに宗休寺住職佐藤舜海師導師のもと本堂にて法楽が執り行われた。法要後に佐藤住職から挨拶があり、引き続き横山照泰一隅を照らす運動総本部長より本運動の主旨について話がなされた。
 第2部では、会場を書院へ移し、一隅を照らす運動広報大使である露の団姫師による落語会が催された。多くの観衆が訪れたため会場は瞬く間に満席になり、急遽屋外に席が設けられるほどであった。演目は、団姫師創作の仏教落語「仏は君をホットケない」が披露され、落語を通して聞く仏の教えに、観衆の笑いは絶えなかった。
 最後に大会中に集められた、参加者からの浄財が横山総本部長に寄託され閉会となった。

信越教区一隅を照らす運動推進大会

信越教区一隅を照らす運動推進大会

 信越教区本部(岩田真亮教区本部長)では、平成28年6月11日善光寺大勸進(長野市)の善光寺事務局を会場に「一隅を照らす運動」推進大会信越大会を開催し、150名を超す参加者が集まった。
 第1部の始めに、岩田教区本部長を御導師に参加者全員で法楽が行われた。続いて、岩田教区本部長より主催者の挨拶、来賓の小山健英信越教区布教師会長より祝辞があった。その後、「一隅を照らす運動」について、横山照泰一隅を照らす運動総本部長より参加者に向けて講話が行われた。
 第2部では、慶應義塾大学理工学部教授であり真田家十四代当主でもある真田幸俊先生を講師に迎え「兄から見た幸村」と題して、記念講演が行われた。昨今話題となっている真田家の歩みを、身内からの目線を交えて解説され、その内容に会場からは驚嘆の声が漏れていた。
 講演終了後、吉澤敬順一隅を照らす運動信越教区本部事務局長より閉会の辞が述べられ、大会は幕を閉じた。

神奈川教区一隅を照らす運動推進大会

神奈川教区一隅を照らす運動推進大会

 神奈川教区本部(榎本昇道教区本部長)では、平成28年6月8日に川崎市教育文化会館を会場に、一隅を照らす運動神奈川川崎大会として推進大会が開催され、約600名の参加者が集まった。
 今大会では「一千年御遠忌を迎えた恵心僧都」をテーマに開催され、第1部は「恵心僧都一千年御遠忌法要」が、大導師を榎本教区本部長、副導師を八木廣純教区副所長、小堀光雄教区教学布教法儀研修所長が務められ、教学布教法儀研修所所員出仕のもと厳修された。
 「二十五三昧式」に則った法要は、現在でも「恵心講」として比叡山にて6月10日に厳修されており、普段あまり触れることの出来ない法要に、会場内は厳かな空気に包まれた。
 法要に続き、榎本教区本部長の御挨拶があり、来賓として横山照泰同運動総本部長より祝辞が述べられた。
 また、神奈川教区本部から神奈川県社会福祉協議会と同運動総本部への募金の寄託が行わ、同運動総本部へは地球救援協力金と平成28年熊本地震への募金として多くの浄財が寄せられた。
 第2部では、延暦寺一山求法寺住職の武覚超師が「一千年御遠忌を迎えた恵心僧都-その生涯と教え-」と題して講演された。講演では、恵心僧都源信和尚の生涯から教えや実践等を具体的に話され、参加者は皆熱心に耳を傾けていた。
 今大会を通して、参加者は恵心僧都のご遺徳を偲び、より一層信仰心を深め、盛会のうちに大会は幕を閉じた。

埼玉教区一隅を照らす運動推進大会

埼玉教区一隅を照らす運動推進大会

 平成28年4月29日、埼玉教区本部(木本清玄教区本部長)では、本庄市民文化会館を会場に、第50回埼玉教区一隅を照らす運動推進大会並びに寺院檀信徒総会を開催し、1010名の参加者が集まった。
 第1部は法楽・式典として、天台宗宗歌を唱えた後、木本教区本部長御導師のもと法楽が行われた。
 式典では篤行者の表彰が行われ、教区本部長賞3名、総本部長賞9名、理事長賞2名がそれぞれ表彰された。
 その後、木ノ下寂俊同運動理事長(天台宗宗務総長)、小堀光實同運動副理事長(延暦寺執行)、吉田信解本庄市長から祝辞が述べられた。
 第2部は記念講演として、大樹孝啓同運動会長(兵庫・圓教寺探題大僧正)による「一隅考」と題した講演が行われた。
 大樹会長は「一隅を照らす運動」ということについて、自身の考えをわかりやすく参加者に語りかけ、皆熱心に耳を傾けていた。また、「六波羅蜜」の教えをわかりやすく説かれ、実践に努めていただきたいと語られた。
 第3部では、林家正蔵師匠、林家つる子師、林家たま平師らによる落語が披露され、会場は大きな笑いに包まれた。
 大会最後には、慈愛募金贈呈として教区檀信徒会から教区本部へ、教区本部からパンニャ・メッタ協会へ、教区本部から同運動総本部へそれぞれ募金が寄託された。
 また、当日会場内で「平成28年熊本地震」への募金を呼び掛け、集まった浄財もあわせて同運動総本部へ寄託された。
 大会は「比叡山佛道讃仰和讃」を参加者全員でお唱えし、盛会のうちに幕を閉じた。