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一隅を照らす運動ニュース

第5回内モンゴル植林ツアーに視察参加

第5回内モンゴル植林ツアーに視察参加

 去る5月5日から11日までの日程で「第5回内モンゴル植林ツアー」に一隅を照らす運動総本部から2名が、視察参加した。
 このツアーを主催したのは、長野県飯田市下伊那の有志の会で作る「内モンゴルの砂漠を緑化する会・NPO法人草原の風」(代表:中田忠夫氏)。同会は、内モンゴル出身で飯田市在住の佐々木ハスゲレルさんが始めた植林活動を支援しようと、平成16年に発足。これまでに実施した4回のツアーで、柳や薬草など計約10万本を植林している。
 平成18年11月にハスゲレルさんらが天台宗務庁に来庁され、総本部に植林支援の依頼があり、それを受けて昨年に続きツアーに参加した。
 次長を含む25名の一行は、中華人民共和国の首都北京から西に1,000kmの内モンゴル自治区オトクチでの植林活動、子どもたちや遊牧民との交流を行った。

【柳の苗木を1,000本。サジの苗木とヤンサイ草を植林 】
6日には、オトクチ市街から植林地域へ移動、午前11時より現地林業局主催のオープニングセレモニーに出席し、次長から活動支援金として30万円の目録をオトクチ林業局局長ボージンサン氏へ手渡した。
 その後、現地に向かい植林を開始、集まった現地の人々は100名。中には、ラマ教寺院のチョンクル住職をはじめ僧侶数名・林業局職員25名・中学生40名も含まれていた。植林期間中を通して、内モンゴルTV放送局と内モンゴル日報新聞社の取材があり、大々的に取り上げられた。
現場にあるのは、大きなスコップのみで、近代的な機器は一切なし。2m位の柳苗木を植えるのに深さ1m・直径50cmの穴を掘って埋めるという単純な方法であった。
 その他、ソリゲミョ寺院(ラマ教)参拝や林業局との交流夕食会に参加、過去4回に植林された場所を視察した。
また、オトクチ市街では、オトクチ専門学校を訪問し総本部からは記念品を贈呈した。また、学校では、日本語授業を見学した。
なお、総本部としては、前回植林した成果を実感し、継続した広がる砂漠化への防止活動を前向きに検討していく。

中越沖地震支援で新潟県から感謝状

中越沖地震支援で新潟県から感謝状

 平成20年3月24日、新潟市の新潟県庁で「新潟県中越沖地震感謝状贈呈式」が開かれ、義援金を贈るなど被災者支援の活動をした団体や企業の関係者約70人が出席した。一隅を照らす運動総本部からは、秋吉文隆総本部長が出席し、泉田裕彦知事代理の神保和男副知事から感謝状が贈呈された。
 一隅を照らす運動総本部では、昨年7月16日に発生した新潟県中越沖地震の被災者支援のため、宗内各寺院や一般に募金を呼び掛け、集まった浄財1,000万円を新潟県に寄託している。
 被災地では、電気や水道、ガス等のライフラインの復旧は終わっているが、個人の住宅に関しては、これから復興が本格化していく。
 

インド・禅定林、タイ・プラティープ財団等を視察(2)

インド・禅定林、タイ・プラティープ財団等を視察(2)

【タイ編】
 秋吉文隆総本部長は2月15日、タイ・バンコク市内クロントイスラムにあるシャンティ国際ボランティア会(SVA)とドゥアン・プラティープ財団を訪問した。
 SVAでは、秋吉総本部長からプロマー事務局長に支援金30万円の目録を手渡した後、日本人スタッフからパソコンを使って現状の活動報告を受け、クロントイスラムを視察した。
 プラティープ財団では、スラムで暮らす人々の生活改善を目指し、教育里親制度・幼稚園運営等の教育事業、「生き直しの学校」と呼ばれる人材育成事業等、22の事業を行っている。財団で、創設者のプラティープ女史と面会した秋吉総本部長が、「生き直しの学校」支援金100万円の目録を手渡し、財団の現状や今後の支援について話し合った。
 現在では、「生き直しの学校」で育った子どもたちが自立して、施設の職員として働いたり、アブラヤシからヤシ油を抽出する工場を造ったりしている。財団が取り組んでいる人材育成事業は、着実に成果を上げている。
 さらに、本年8月31日、財団設立30年を迎えるにあたり、財団は「生き直しの学校」にアブラヤシ農園の拡張を計画しており、平成24年までの4年間に、2,000本の苗木の植林を予定している。植林代は、土地整備や苗木代、4年間の管理費等を含めて、1本3,000バーツ(約11,000円)。森林を保護しつつ自然環境を育んで地球温暖化を防止し、採集したヤシ油でバイオディーゼル燃料を精製して収入を得、運営費に充てたい考えだ。総本部も、継続的な支援を検討していく。

インド・禅定林、タイ・プラティープ財団等を視察(1)

インド・禅定林、タイ・プラティープ財団等を視察(1)

【インド編】
 インド・禅定林(サンガラトナ・法天・マナケ住職)大本堂落慶一周年法要が、2月8日、ポーニ市ルヤード村の禅定林大本堂で厳修された。一隅を照らす運動総本部では、サンガ師が運営する「パンニャ・メッタ子供の家」や「パンニャ・メッタ図書館」に支援していることから、今回の禅定林大本堂落慶一周年法要に秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長が出席した。
 法要は、訪印団名誉団長の叡南覺範毘沙門堂門跡門主を大導師に、団員約40人が出仕し、インド各地より集まった仏教徒15万人が見守るなか厳修された。
 インド滞在中、秋吉総本部長は、ナグプール市内にある「パンニャ・メッタ学園」や、ルヤード村の「パンニャ・メッタ子供の家」を視察した。平成7年に完成した「子供の家」は、様々な活動を続けるサンガ住職の最初の拠点であり、原点とも言える場所である。現在は、カーストや宗教の異なる6歳から22歳までの子どもたち46人が、共同生活を送っている。一隅を照らす運動総本部では、弱い立場にある人々の精神向上、識字率向上、自立を願い、禅定林に毎年支援をしており、本年も、秋吉総本部長が100万円の目録をサンガ住職に手渡した。
 しかし、この日は思いがけず、サンガ住職から秋吉総本部長に支援金が手渡された。この支援金は、「子供の家」の子どもたちが一食を捧げ、その分をお金に換算し、総本部に寄付したもの。子どもたちは「今まではずっと支援を受けてきたが、自分たちも誰かの役に立ちたい」と、自発的に一食を捧げ喜捨した。秋吉総本部長は「子どもたちの気持ちは誠に尊いものです。まさしく一隅を照らす行動です」と語った。
(次週タイ編に続く)

天台青少年比叡山の集い研修生が募金を寄託

天台青少年比叡山の集い研修生が募金を寄託

 平成19年8月4日、比叡山延暦寺(延暦寺会館)において地球救援募金寄託式が行われた。この募金は、毎年8月に行われている「天台青少年比叡山の集い」に参加した中学生が、この日のためにとお小遣いの中から出し合った募金と、全国から寄せられた浄財を合わせたもので、募金総額は300万円。
 寄託式では、中学生を代表して米山遥香さんが「世界では過酷な内戦や紛争により多くの子どもたちが殺され、家や家族を奪われ、重い傷や障害を負っています。どうか、こうした子どもたちを救って下さい。私たちが平和への願いを込めて持ち寄った募金を世界の子どもたちの救済のために寄託します」と記された目録を読み上げ、小堀光詮一隅を照らす運動会長へ手渡し、引き続き、小堀会長から早水研日本ユニセフ協会専務理事に贈られた。

新潟県に中越沖地震義援金を寄託

新潟県に中越沖地震義援金を寄託

 平成19年7月16日、新潟県上中越沖でマグニチュード6.8の強い地震が発生、新潟県の被災状況は死者11名、負傷者約2,000名、全壊・半壊を含んだ住宅損壊は約20,000棟に及んだ。
 一隅を照らす運動総本部では、新潟県中越沖地震被災者への支援活動に役立てていただきたく、平成19年7月23日、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長が新潟県庁の災害対策本部を訪れ、信越教区宗務所長・小山健英師、同教区宗議会議員・小林玄海師、同教区新潟部主事・真明成光師同席のもと、平成19年新潟県中越沖地震義援金として100万円を新潟県災害対策本部担当者に手渡した。
 贈呈後の談話で、現地の現況と活動報告を聞いた総本部長は、「被災した方々へ息の長い支援活動をお願いしたい」と話した。
 その後、総本部長は最も被害の大きい柏崎市内へ移動し、被災地を視察した。
 なお、総本部は今後も募金活動を継続していく。浄財は下記までお願い申し上げます。

1.義援金名称   平成19年新潟県中越沖地震義援金
2.受付方法    郵便振替
3.加入者名    一隅を照らす運動総本部 地球救援事務局
4.口座番号    01050-1-69505
5.受付期間    平成19年8月31日(金)まで
6.振替用紙の通信欄に「中越沖地震」と明記してください。

第4回内モンゴル植林ツアーに視察参加

第4回内モンゴル植林ツアーに視察参加

 去る5月6日から11日までの日程で「第4回内モンゴル植林ツアー」に秋吉文隆総本部長が、視察参加した。
 このツアーを主催したのは、長野県飯田市下伊那地方の有志の会で作る「内モンゴルの砂漠を緑化する会・NPO法人草原の風」(代表:中田忠夫氏)。同会は、内モンゴル出身で飯田市在住の佐々木ハスゲレルさんが始めた植林活動を支援しようと、平成16年に発足。これまでに実施した3回のツアーで、柳や薬草など計約1万本を植えられています。
 昨年11月にハスゲレルさんらが天台宗務庁に来庁、総本部に植林支援の依頼があり、それを受けて今回のツアー参加となった。
 秋吉部長を含む19名の一行は、中華人民共和国の首都北京から西に1,000kmの内モンゴル自治区オトクチでの植林活動と子どもたちや村人との交流をはかった。

【柳の苗木とポプラを2,000本。ヤンサイ草を植林 】
7日には、オトクチ市街から植林地域へ移動、午前10時より現地林業局主催のオープニングセレモニーに出席し、秋吉総本部長から活動支援金として30万円の目録をオトクチ人民政府副市長シャンリーチャン氏へ手渡された。
 その後、植林現場に向かい植林を開始、集まった現地の人々は150名。中には、ラマ教寺院のチョンクル住職をはじめ僧侶数名・林業局職員50名・中学生40名も含まれていた。植林期間中を通して内モンゴルTV放送局と内モンゴル日報新聞社の取材があり、大々的に取り上げられた。
現場にあるのは、大きなスコップのみで、近代的な機器は一切なし。2m位の柳の苗木を植えるのに深さ1m・直径50cmの穴を掘って埋めるという原始的な方法であった。
 その他、ソリゲミョ寺院(ラマ教)参拝や林業局との交流夕食会に参加、過去3回に植林された場所を視察した。
 また、オトクチ市街では、モンゴル病院・オトクチ中学校を訪問し総本部より記念品を贈呈した。中学校では、日本語授業と全寮制の相部屋宿舎を見学した。総本部としては、教育支援についても前向きに検討して行く。

石川県庁に能登半島地震義援金を寄託

石川県庁に能登半島地震義援金を寄託

 平成19年3月25日、石川県能登地域を中心に震度6強の地震が発生、石川県の被災状況は死者1名、負傷者約300名、全壊・半壊を含んだ住宅損壊は6,000棟に及んだ。
 一隅を照らす運動総本部では、能登半島地震被災者への支援活動に役立てていただきたく、平成19年4月3日、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長が石川県庁の災害対策本部を訪れ、北陸教区宗務所長・荻原観順師、北陸教区宗議会議員・青木大瑩師同席のもと、能登半島地震義援金として130万円を石川県災害対策本部担当者に手渡した。
 贈呈後の談話で、現地の現況と活動報告を聞いた総本部長は、「被災した方々へ息の長い支援活動をお願いしたい」と話した。
 なお、この義援金の一部は、地震発生直後に天台宗寺庭婦人連合会(大沢和世会長)から総本部が寄託された浄財で、総本部は今後も募金活動を継続していく。
 浄財は下記までお願い申し上げます。
郵便振替
加入者名 一隅を照らす運動総本部地球救援事務局
口座番号 01050-1-69505

第10回ラオス学校建設団を派遣

第10回ラオス学校建設団を派遣

【 子供たちに学校を!! 】
一隅を照らす運動総本部では、海外支援の一環として「教育の機会を失っているラオスの子供たちに学校を」の取り組みを平成4年から始め、これまで22校を贈ることが出来ました。
 これは、単に学校を建てるための財政的な支援だけではなく、短期ではあるが、現地の学校建設作業に携わり、村の人たちや子ども達と交流を図ることによって、自己を見つめ直す機会にもなっています。
 今年も去る2月24日から3月5日までの日程で「第10回ラオス学校建設団」を派遣しました。
 学校建設団一行は、女性7名を含む25名で、ラオスの首都ヴィエンチャンから北に180kmのシヴィライ村中学校建設作業と子どもたちや村人との交流をはかりました。他にも、以前に建築された学校を視察しました。

【 忘れられない日々 バッシーセレモニーで涙 】
 団員の中には、今回で2回以上の参加者も数人含まれていました。しかし初めての参加者にとって現場にありますのは、数個のバケツなど数種の大工用具のみで、近代的な機器は一切なく、基礎となる鉄骨に針金を使って固定していく手法や、砂や砂利をバケツで運ぶやり方に、まず最初のカルチャーショックを受けたようであります。
 異文化の中での言葉の壁は、やがて、時間の経過とともに、身振り手振りだけでもなんとかなるもので、村の作業員と笑ったり、子どもたちと竹で水鉄砲を作って楽しく遊んだり、お互いの国のお菓子を作りあい交流を深めるなど、時間の短さを悔いるようでした。
 建設作業の日程が終わり、翌日の学校引渡式では、団員がそれぞれ歌や即席芸などを披露しました。そして、村の人たちが団員の腕に綿の白い紐を巻いて感謝の意を表すバッシーセレモニーとよばれる宗教儀礼や、食事、ラオラオというお酒でのもてなしがあり、村人に誘われて踊るなど、楽しい時を過ごしました。別れ際には、肩を抱き合って涙。団員にとっては、一生忘れられない日となりました。

建設団顧問:西郊良光  団長:斎藤良弘  副団長:大宮孝舒  
団員:本田耕平 瀧川紘乃 横山亮仁 村田一二 菅野順心 入澤純宣 廣瀬泉
    塚越康慈 日置章文 三浦周斗 浅野興全 西村れい 小島史子 中里正敬
    平野高司 萱垣充英 本田純道 飯塚恵子 三田景子  
講師:安井清子  事務局:小林慈誠  酒井健次  《 敬称略・順不同 》

第10回ラオス学校建設団参加者を募集しています!!

第10回ラオス学校建設団参加者を募集しています!!

 一隅を照らす運動総本部「地球救援事務局」では、海外救援事業の一環として、ラオスに学校を建設するスタディーツアーを実施いたします。
 性別・技術・語学などは問いません。学校建設作業を通じて、海外支援の大切さを目と耳と体で直接感じ取っていただくとともに、現地の子どもたちや村の人々と心の交流をはかる機会として、多くの方々にご参加いただきますようお願い申し上げます。なお、今回のツアーには、シヴィライ中学校建設に対して多大なご支援・ご協力をいただいた、東京外国語大学・安井清子先生がボランティア通訳として同行してくださいます。


◆期  間:平成19年2月24日(土)~3月5日(月)  9泊10日(予定)
◆建 設 地:ラオス中部・ビエンチャン県ヒンフープ郡シヴィライ村
◆内  容:学校建設作業(レンガ積みやセメント運びなどの単純作業)
子どもたちとの交流(サッカーや縄跳び、折り紙、歌唱指導等を通じて交流していただきます)
◆参加費用:15万円(航空運賃相当。総額費用の内、不足する分については総本部で負担します。ただし、ビザ代及び関空までの交通費・電話代などは含まれません)
◆募集定員:25名(定員になり次第締め切ります)
◆参加資格:18歳以上の健康な方。性別・技術・語学不問。
◆参加条件:子ども好きで、体力に自信があり、消化器系が丈夫なこと。行程中は主催者の指示に従い、団体行動がとれること。
◆申込方法:TEL・FAX・E-mailで一隅を照らす運動総本部までご連絡ください。参加申込用紙をお送りしますので、必要事項をご記入の上、添付書類等をそろえて平成19年1月12日までに、一隅を照らす運動総本部「地球救援事務局」へお申し込みください。
◆選  考:総本部にて書類審査。参加希望者多数の場合は総本部にて抽選。
◆連 絡 先:〒520-0113 滋賀県大津市坂本4-6-2 天台宗務庁内 一隅を照らす運動総本部「地球救援事務局」 TEL 077-579-0022 FAX 077-579-2516 E-mail info@ichigu.net