たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

一隅を照らす運動ニュース

茨城教区安樂寺で一隅大会を開催

茨城教区安樂寺で一隅大会を開催

 茨城教区本部(志鳥融光教区本部長)では、平成23年11月12日、安樂寺(茨城県常総市・松永博英支部長)を会場に、第16回一隅を照らす運動茨城教区本部推進大会を開催し、住職・寺族・檀信徒ら約170名が参加した。
 今大会は、前年同様「一隅を照らす人びとの集い」をテーマに実施され、始めに志鳥本部長導師のもと法楽が厳かに行われ、その後主催者である志鳥本部長の挨拶。続いて来賓の福惠善高同運動総本部長と舩戸俊宏茨城教区宗議会議員より祝辞があった。
 記念講演では、比叡山千日回峰行者藤波源信大阿闍梨を講師に招かれ、『千日回峰行と日々の生活』と題した法話があった。講演に先駆けて藤波師のドキュメンタリービデオ『阿闍梨が行く』が上映され、参加者は回峰行の解説と行中の藤波師の姿に釘付けになっていた。そして講演の中で藤波師は「普段の生活の中で自分が出来ることをやる。それこそが修行であり一生続くものなのです」と自身の経験を元に分かりやすく語った。
 また、講演後には藤波師による力のこもったご加持があり、一人一人が真摯に有り難さを噛み締めている様子であった。
 最後に、会場の松永支部長より挨拶があり、閉会となった。
 茨城教区本部では、推進大会を寺門興隆の良い機会と位置づけ、教区内の寺院を会場に大会を開催している。

釧路市青蓮寺で北海道大会を開催

釧路市青蓮寺で北海道大会を開催

 北海道管内本部(山口道雄管内本部長)では、平成23年11月20日に北海道釧路市の青蓮寺(桂智信住職)を会場に、一隅を照らす運動北海道大会を開催し、檀信徒ら約100名が参加した。
 開会式では、山口道雄管内本部長を導師のもと法楽があり、続いて福惠善高同運動総本部長が祝辞を述べた。
 記念講演では、女流落語家露の団姫(つゆのまるこ)氏が、一隅を照らす精神をわかりやすく盛り込んだ創作落語『一隅を照らす落語』と古典落語の『時うどん』を披露し、テンポのよい関西弁もあって本堂内は大きな笑いに包まれ、北海道大会は閉幕となった。

群馬教区で一隅推進大会を開催

群馬教区で一隅推進大会を開催

群馬教区本部(谷晃昭教区本部長)では、 3月5日・6日の両日、渋川市伊香保温泉「ホテル木暮」を会場に、平成23年度「一隅を照らす運動」群馬教区本部推進大会を開催。住職・檀信徒合わせて約550名が参加した。
今大会は毎年行われる年次大会で、開会式では谷教区本部長を導師に東日本大震災慰霊法要が厳修された。
引き続いて講演に移り、福惠善高一隅を照らす運動総本部長、鮎貝宗城陸奥教区観音寺住職、落語家露の団姫氏ら3名が講師として壇上に登った。
第1講では、福惠総本部長が「一隅を照らす運動の報告」と題して、東日本大震災に対する支援や平成24年度一隅を照らす運動事業計画について報告があった。
また、第2講では鮎貝住職が「大震災のもたらしたもの 気仙沼からの報告」と題して、震災発生時から今までの気仙沼の様子を資料に沿って説明され「震災から1年経って求められるものが変わってきた。これからは“希望”“明るい未来”“心の支援”をキーワードに人の優しさに触れ、被災者みんなの心が温かくなってもらいたい。」と自身の思いを語られた。
そして、第3講では露の氏が「一隅を照らす落語」を披露。一隅を照らす運動の趣旨を分かりやすくまとめた語り口に参加者は熱心に耳を傾け、会場は笑顔に包まれた。
なお、当日会場で集められた浄財は地球救援事務局に寄託された。

埼玉教区で一隅大会を開催

埼玉教区で一隅大会を開催

平成24年4月29日、埼玉教区本部(木本清玄教区本部長)では、本庄児玉文化会館セルディを会場に埼玉教区本部第46回一隅を照らす運動推進大会を開催し、各支部から檀信徒ら約650名が集まった。
 第1部では、参加者全員による勤行があり、一隅を照らす運動を長年実践している10名の檀信徒に篤行者表彰があった。
また、第1部終了後、しょうぐうさんが教区仏教青年会会員と共に東日本大震災災害支援募金活動を行い、参加者から温かい浄財が寄せられた。
第2部では、叡山講福聚教会が詠唱と詠舞を行った。その後、埼玉教区仏教青年会より「東日本大震災復興ボランティア」の報告があった。
第3部では、インド禅定林住職サンガラトナ・法天・マナケ師が「比叡山の教えをインドに」と題して講演。幼少期から比叡山で修行した経験談や現在のインドの状況などを述べられ、東日本大震災については「今だからこそ一人一人が手をたずさえていくのが必要だろう」と語られ、参加者は講演に聞き入ってた。
そして大会の最後には、教区本部より慈愛募金として100万円と会場で集められた浄財が教区仏教青年会へ寄託され、万歳三唱の後、閉会となった。

三岐教区一隅大会を開催

三岐教区一隅大会を開催

三岐教区本部(森喜良教区本部長)では、平成24年5月21日に岐阜県揖斐郡の池野善光寺(大橋豪念師)を会場に推進大会を開催し、信徒約60名が参加した。
第一部で教区内寺院住職ら11名出仕のもと法要が厳修された。
法要後、森教区本部長、福惠善高総本部長が祝辞を述べられた。
第二部では池田智鏡師(九州西教区普光寺住職)による法話と二弦琵琶演奏が行われた。池田師は「心に残る言葉を後世に伝えていく。その役目をさせていただく。
その心が伝教大師の一隅を照らすということです」と述べられた。
 最後に、池田師による「仏御前」「耳なし芳一」 の琵琶弾き語りがあり、参加者は熱心に聞き入っていた。
 最後に同教区より浄財200,000円を池野善光寺より13,138円が福惠総本部長に寄託され閉会となった。

神奈川教区で一隅大会を開催

神奈川教区で一隅大会を開催

 神奈川教区本部(溝江光運教区本部長)では、平成24年5月31日に神奈川県川崎市のエポックなかはらを会場に、一隅を照らす運動神奈川大会を開催し、檀信徒ら約500名が参加した。
 第1部では、大導師溝江光運師、副導師榎本昇道師、副導師小堀光雄師のもと、東日本大震災物故者追善並びに復興祈願法要があり、被災3教区の酒井貫全教区本部長(茨城教区)、矢島義謙教区本部長(福島教区)、千葉亮賢教区本部長(陸奥教区)も参列し壇上にて献花をされ、大会参加者も一緒に念仏を唱えた。
続いて陸奥教区観音寺支部長の鮎貝宗城師が一隅を照らす運動の法話をされ「我々は安全という言葉に慣れすぎている。日々危険と隣り合わせという事を見直すべきである」と地震発生当時からの体験談を話された。その後、福惠善高総本部長が祝辞を述べられた。
 第2部では、中尊寺圓乗院支部長の佐々木邦世師が、世界遺産登録された平泉について「仏国土(浄土)の土を語る」と題して講演された。佐々木師は、平泉 - 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群について分かり易く話され、参加者は熱心に聞き入っていた。
 第3部では、一隅を照らす運動報告として、神奈川教区本部長から福惠総本部長に大会会場で集められた浄財と神奈川教区檀信徒会から10万円が寄託され閉会となった。

浅草公会堂で東京大会を開催

浅草公会堂で東京大会を開催

 平成24年6月9日、東京教区本部(杜多徳雄教区本部長)では、一隅を照らす運動推進東京大会を台東区の浅草公会堂で開催した。
 第42回の今大会には雨の中にも拘わらず約900名の参加者が集った。
 第一部では、福聚教会東京本部による御詠歌と天台声明音律研究会による声明、天台雅楽会による和楽器演奏、神田秀順上野輪王寺門跡門主お導師のもと四箇法要が厳かに行われ、読経の声が会場いっぱいに鳴り響いた。
 続いて、一隅を照らす運動理事長阿純孝、副理事長武覚超、総本部長福惠善高よりそれぞれ祝辞があった。その後、各支部から推薦された一隅を照らす運動実践者15名が杜多教区本部長から表彰された。
 第二部では、花園大学文学部国際禅学科教授の佐々木閑氏による「日々是修行-現代人のための仏教」と題した講演が行われた。
 佐々木氏は、お釈迦様の誕生を説明され、当時と現代を比較しながら講演された。講演中に参加者全員で瞑想(集中)する一面があり、参加者と共に一体感のある講演をされていた。

舞子ビラ神戸で兵庫大会を開催

舞子ビラ神戸で兵庫大会を開催

平成24年6月18日、兵庫教区本部(雲井明善教区本部長)では、一隅を照らす運動推進兵庫大会を神戸市のシーサイドホテル舞子ビラ神戸で開催した。今大会は、第43回檀信徒総会も一緒に行われ、約350名の参加者が集った。
 第一部では、雲井明善教区本部長導師のもと法楽がなされ、続いて一隅を照らす運動総本部長福惠善高より祝辞があった。
その後、各支部から推薦された一隅を照らす運動実践者が総本部長より表彰された。
 第二部では、教区仏青による「金剛界曼荼羅供法要」が厳修された。所々、曲目の解説がなされる場面があり、参加者も声明の音色に聞き入っていた。最後に、「法楽とは、法を楽しむという事です」と説明され、参加者全員で般若心経を唱え閉会となった。

東海教区一隅を照らす運動推進大会

東海教区一隅を照らす運動推進大会

 東海教区本部(中村廣文教区本部長)では、平成24年6月23日に名古屋市の覚王山日泰寺普門閣を会場に、東海教区檀信徒会並びに東海教区一隅を照らす運動推進大会を開催し、約120名が参加した。
 まず檀信徒総会では、NPO法人「雨にも負けずプロジェクト」代表中川國弘氏の「共に生き、共に支えあう福島復興キャンプの現場から」と題して講演があった。
 続いて推進大会では舎人事務局長より開式の挨拶を始め、福惠善高総本部長より祝辞があった。その後舎人事務局長から当日の参加者より集められた浄財112、720円福惠総本部長に寄託された。
 次に高野山真言宗 修学院高家寺住職北川宥智師を講師として迎え「尾張七代藩主徳川宗春卿の真実 世の中を明るく照らし、経済を活性化した殿様」と題して講演が行われ、師は徳川宗春卿は社会的弱者を大切にし、形式よりも中身に重きを置いた政策を行っていました。
その心は伝教大師の忘己利他の精神に通ずるものがあると講演されて
東海教区一隅を照らす運動推進大会は閉会となった。

心のつどいin比叡山を延暦寺・伊崎寺で開催

心のつどいin比叡山を延暦寺・伊崎寺で開催

 第11回「心のつどいin比叡山」(一隅を照らす運動総本部主催)を比叡山延暦寺、支院である伊崎寺(近江八幡市)で開催。7月14日、15日の1泊2日の日程で、一般公募で募った男女23名が参加した。
 例年は延暦寺会館での講演などを中心としているが、今回は伊崎寺住職上原行照大阿闍梨による護摩供に参列した。護摩供中は参加者全員で不動明王の真言をお唱えし、大阿闍梨によるお加持を授かった。
 その後、延暦寺会館へ移動し、翌日早朝に行われる坐禅止観などのお話があった。
 15日は、早朝5時半より、研修生は根本中堂で、坐禅止観を実修。その後、大書院内の清掃、延暦寺会館でのお写経に、それぞれが熱心に取り組んでいた。特別参拝では、東塔大講堂裏の前唐院、西塔のにない堂を参拝した。
 ある研修生は「心のつどいの斬新な企画で、普段参拝できないお堂を参拝でき、感動的な体験ができた」と感想を述べられ、又ある研修生は「坐禅はたいへん良い経験になり、帰っても実践したい」と語っていた。