東海教区本部(中村廣文教区本部長)では、平成26年6月7日に愛知県名古屋市の名鉄ホールを会場に、東海教区一隅を照らす運動推進大会を開催し、檀信徒約1000名が参加した。
はじめに、東海教区仏教青年会の声明講演があり、参加者は聞き入っていた。
その後、中村廣文教区本部長より開会の挨拶、続いて横山照泰一隅を照らす運動総本部長より祝辞があった。また、永年にわたり一隅を照らす運動を実践してきた会員に総本部長賞が授与された。
第1部では、京都大学ips細胞研究所顧問阿曽沼慎司氏が「ips細胞の実用化に挑む~現状と課題~」と題して講演された。阿曽沼氏は「ips細胞は万能であるが、それゆえ倫理問題が出てくる。宗教界も深く携わって欲しい。」と語られ、参加者は興味深い様子で聞き入っていた。
第2部では、延暦寺一山円竜院住職宮本祖豊師が「十二年籠山行~生命を見つめる静の行~」と題して講演され、出家をしてから十二年籠山行までの、壮絶な修行内容を語られた。
最後に、参加者全員で東日本大震災犠牲者に1分間の黙祷を捧げ、閉会となった。
今大会では、東海教区本部より100万円の浄財が、一隅を照らす運動地球救援事務局へ寄託された。
群馬教区本部(谷晃昭教区本部長)では、平成26年3月10日渋川市伊香保町のホテル天坊を会場に、群馬教区一隅を照らす運動推進大会を開催し、約500名の参加者が集まった。
はじめに、上利貞夫檀信徒会連盟副会長の挨拶で開会し、谷教区本部長導師のもと物故者回向法要が厳修され、参加者全員で般若心経、山家学生式を唱えた。
続いて、谷教区本部長、都筑玄澄一隅群馬教区本部会長、河田泉檀信徒会連盟会長よりそれぞれ挨拶があった。
第1講は例年、一隅を照らす運動総本部長が一隅を照らす運動の報告を行っており、本年は横山照泰総本部長が報告を行った。横山総本部長は、「一隅を照らす精神を多くの方に広め、特に団体会員を増やしていきたい」と目標を語り、参加者に賛同を呼びかけた。
第2講では、武覚超延暦寺執行による「延暦寺の諸堂の歴史について」と題した講演があり、比叡山延暦寺の様々なお堂の歴史や伝教大師最澄の教えを中心に1時間半にわたり講演し、参加者はメモを取りながら真剣に聞き入っていた。
最後に、東前橋部の藤井祐心正法院支部長による一隅を照らす運動支部活動事業報告として正法院での活動報告が行われ、大会は閉幕した。
近畿教区本部(高岡保博教区本部長)では、平成25年11月23日に高槻市の神峯山寺(近藤眞道支部長)を会場に、近畿教区一隅を照らす運動推進大会を開催し、檀信徒約200名が参加した。
はじめに、高岡保博教区本部長より開会の挨拶、続いて横山照泰一隅を照らす運動総本部長より祝辞があった。
今大会では、禅定林住職サンガラトナ・法天・マナケ師を講師に迎えて「インドの仏教」と題して講演があった。
自身の幼少期から比叡山で修行した経験談や、現在インドで取り組んでいる仏教の復興活動などを紹介した。
また、東日本大震災での被災者のエピソードを例に挙げ、「被災者自身が危機的状況にあるにも拘わらず、様々な面で人に譲ることが出来る日本人は、誰しも一隅を照らす心を持っている」と述べ、参加者は講演に聞き入っていた。
最後に、高岡保博教区本部長より挨拶があり閉会となった。
信越教区本部(師田香雪教区本部長)では、平成25年11月19日に信越教区伊那部光前寺を会場に、信越教区一隅を照らす運動推進大会を開催し、約350名の参加者が集まった。
最初に師田教区本部長導師のもと法楽が厳修され、参加者一同で般若心経、山家学生式をお唱えした。続いて、師田教区本部長、会場寺院である光前寺住職の吉澤道人宗議会議員より挨拶が述べられた。
次に、横山照泰一隅を照らす運動総本部長、吉澤圓敬信越教区布教師会長より祝辞が述べられた。
実践者表彰では、総本部長賞を1団体が受賞され、横山総本部長より表彰された。
その後、一隅を照らす運動推進の誓いとして、一隅を照らす運動実践の3つの柱を参加者全員で述べた。
第一部では、落語家露の団姫師による「一隅を照らす落語」が披露され、会場は笑いに包まれていた。
第二部では、講師に宮本祖豊延暦寺一山円竜院住職による「十二年籠山行」と題した講演が行われた。宮本師は、出家に至るまでの経緯やこれまでの体験を話され、質問に答えるなど、参加者は貴重な話に耳を傾けていた。
最後に、吉澤道信信越教区事務局長より挨拶があり閉会となった。
滋賀教区本部(長山慈信教区本部長)では、平成25年10月27日に滋賀教区坂浅部東雲寺(吉田慈順支部長)を会場に、第17回一隅を照らす運動滋賀教区本部推進大会を開催、約200名の参加者が集まった。
はじめに、長山教区本部長を導師に法楽を厳修。続いて、挨拶があり開会した。
次に、実践功労者表彰として一隅を照らす運動総本部長賞を1団体、滋賀教区本部長賞を2名、それぞれ福惠善高一隅を照らす運動総本部長、長山教区本部長から表彰された。
続いて来賓の紹介があり、代表して福惠総本部長から祝辞が述べられた。
第1部では、延暦寺一山千手院住職小林隆彰師による「一隅を照らす」と題した講演が行われた。小林師は、時折冗談を交えながら聴衆を笑わせ、参加者は熱心に耳を傾けていた。
第2部では、まず玄清法流成就院住職梶谷隆幸師と妙音寺住職城戸清賢師による琵琶の演奏が行われ、引き続き、大会を締めくくる法楽が行われた。法楽では梶谷、城戸両師が琵琶を弾き、滋賀教区仏教青年会有志が木魚や、太鼓、磐子、鈸を打ち鳴らし、音色に合わせて参加者全員で『般若心経』をお唱えするという創作性に富んだ趣向を凝らしたものとなった。
最後に、当日会場で集まった浄財が滋賀教区檀信徒会会長中嶋義夫氏から一隅を照らす運動総本部へ寄託され閉会となった。
茨城教区本部(酒井貫全教区本部長)では、平成25年10月16日、神宮寺(茨城県稲敷市・真下俊昭支部長)を会場に、第18回一隅を照らす運動茨城教区本部推進大会を開催し、住職・寺族・檀信徒ら約200名が参加した。
今大会は、「社会の中に一隅を照らす精神と意識を高め、実践する機会となることを目的とする」をテーマに実施され、始めに酒井本部長導師のもと法楽があり、参加者全員で「般若心経」をお唱えした。
続いて、主催者である酒井本部長の挨拶。来賓の福惠善高同運動総本部長と舩戸俊宏茨城教区宗議会議員より祝辞があった。
篤行者表彰式では、稲敷市内にある県指定の城址を後生へ伝えるため永年にわたり活動している阿波崎城址保存会と神宮寺保存会へ総本部長賞の表彰があった。
また、一隅を照らす運動の活動報告として、松永博臣事務局長より災害時にお寺が拠点となり特定非営利活動法人アムダが医療活動を行う協力関係寺院の紹介などがあった。
第一部記念講演では、比叡山延暦寺一山寂光院住職小堀光實師を講師に招かれ、「最澄さまの御心を師父に感じて」と題した法話があり、最初に参加者全員で体操をした後に講演を始められ、参加者は終始、気持ちが落ち着いた状態で聞き入ることが出来たという声があった。
第二部記念講演では、落語家露の団姫師による「一隅を照らす落語」を披露され、会場全体は笑いの渦に包まれた。
最後に、教区議会議員より挨拶があり、閉会となった。
茨城教区本部では、推進大会を寺門興隆の良い機会と位置づけ、教区内の寺院を会場に大会を開催している。
京都教区本部(穴穂行弘教区本部長)では、平成25年10月18日に京都市左京区の眞正極樂寺を会場に、京都教区一隅を照らす運動推進大会を開催、約200名の参加者が集まった。
まず、穴穂行弘教区本部長より開会の挨拶があり、続いて、福惠善高一隅を照らす運動総本部長より祝辞があった。
第1講では天王寺楽所雅亮会による雅楽の公演があった。各楽器の由来、音色の紹介の後、演奏があり、普段は聞き慣れない音に参加者は真剣に聞き入っていた。
第2講では九州東教区臨濟寺住職秦順照師による「道心・右仏、左は我が身」と題した講演が行われた。秦順照師はインドやタイなど海外での自身の体験を元に、冗談を交えながら話され、会場は笑いに包まれていた。
最後に、一隅を照らす運動副会長でもある谷口義久京都教区檀信徒会会長(天台宗檀信徒会会長)の挨拶の後、松景崇誓京都教区宗務所副所長の閉会の辞で閉会した。