たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

一隅を照らす運動ニュース

大阪府高槻市の神峰山寺で近畿大会を開催

大阪府高槻市の神峰山寺で近畿大会を開催

 近畿教区本部(高岡保博教区本部長)では、平成20年11月22日、大阪府高槻市の神峰山寺(近藤眞道住職)を会場に、一隅を照らす運動推進近畿教区本部大会並びに天台大師報恩法要を開催した。今大会は、近畿教区布教師会の研修会も兼ねており、紅葉が見頃を迎えた神峰山寺本堂に、布教師及び約150名の檀信徒が集った。
 午前11時から教区本部内寺院住職が出仕のもと、報恩法要が厳かに奉修され、続いて寺庭婦人によるご詠歌・奉詠舞があった。
 引き続き、一隅を照らす運動推進近畿大会に移り、高岡教区本部長と秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長が挨拶。その後、叡南覺範毘沙門堂門跡門主を講師に迎え「心の時代へ」と題した講演が行われた。叡南門主は、仏教の歴史と伝教大師のみ教えについて分かりやすく話され「先人の努力を噛み締めて『うるわしい国・日本』になるよう、それぞれが心がけて実践しましょう」と呼びかけた。 

陸奥大会が平泉小学校で開催され、500名が参加

陸奥大会が平泉小学校で開催され、500名が参加

 平成20年11月16日、陸奥教区本部(菅原光中教区本部長)では、岩手県平泉町の平泉小学校体育館を会場に、一隅を照らす運動推進陸奥大会(岩手福祉大会)を開催、約500名が参加した。
 今大会は、先ず菅原本部長導師による法楽に続き、先月開催された福聚教会東日本奉詠舞大会でも入賞した会員が詠舞を披露した後、来賓として秋吉文隆総本部長が挨拶。
 続いての講演では「慈しむ心・思いやる心」と題し、山田俊和中尊寺貫主(かんす)が、法華経の言葉「人中尊(にんちゅうそん)」について、岩手・宮城内陸地震の話をまじえながら「全ての人が仏に成る、成仏するという尊いものを持っているから、その尊いものをそれぞれが、尊重し、認め合い、また宥(ゆる)し合うことです」と話された。
 また講演後には、渋谷幸平氏らによる津軽三味線の演奏が行われ、最後にこの日会場で集められた浄財を地元福祉協議会へ贈呈し閉会となった。

茨城県阿見町の善照寺で第13回茨城大会を開催

茨城県阿見町の善照寺で第13回茨城大会を開催

 茨城教区本部(寺門俊文教区本部長)では、平成20年11月8日、茨城県阿見町の善照寺本堂(菅野弘順支部長)を会場に、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長を来賓に迎え、一隅を照らす運動茨城大会を開催、160名が参加した。
 13回目を数える今大会は「一隅を照らす人びとの集い」をテーマに実施され、寺門本部長導師による法楽の後、北嶺大行満大阿闍梨・藤波源信延暦寺一山宝珠院住職を講師に迎え「修行と生活」と題した講演が行われた。千日回峰行の修行中の生活を通して、回峰行をわかりやすく話される藤波師の講演に、参加者からは喜びの表情や感動した様子が見受けられた。
 その後、参加者全員が藤波師からお加持をいただき、質疑応答の時間が設けられた。
 講演に引き続き、中国・内モンゴル自治区出身で、NPO法人「草原の風」の佐々木ハスゲレルさんによる民族楽器を用いた演奏会が行われた。

久留米市で40周年記念西日本大会を盛大に開催

久留米市で40周年記念西日本大会を盛大に開催

 一隅を照らす運動総本部(秋吉文隆総本部長)では、11月5日、福岡県の久留米市民会館において、一隅を照らす運動40周年西日本大会を開催し、会場は1,300人の参加者で埋め尽くされた。
 西日本大会は、開会式で一隅を照らす運動総裁である半田孝淳天台座主猊下御親修による法楽が厳かに奉修され、主催者を代表して濱中光礼理事長による謝辞と、武覚超延暦寺執行が祝辞を述べ幕を開けた。
 引き続き記念法要として、玄清法流による琵琶法要が行われた後、放送タレントの永六輔氏による「明日を生きる力」と題した基調講演が行われた。永氏は「私たちの生命は両親からいただいたもの。両親の生命はそのまた両親から。そうしてつながっているから、36億年前に地球上に誕生した生命が、全ての人の中で生きている」と、生命の尊さを強調した。
 次いで、質問の時間がもたれ、会場から多くの質問が寄せられた。
 閉会式では、この日会場で集められた50万円が、地球救援募金として秋吉文隆総本部長に寄託された。
 大会の最後には、甘井亮淳西日本大会実行委員長(九州西教区本部長)が挨拶に立ち、「今後も、地道な活動を通じて、一隅を照らす運動を日本全国に、また世界に根付かせていくよう、邁進してまいります」と決意を表明し、閉幕となった。

小林副執行が関西看護医療大学で「一隅を照らす」講演

小林副執行が関西看護医療大学で「一隅を照らす」講演

 平成20年10月27日、兵庫県淡路市にある関西看護医療大学で、小林祖承延暦寺副執行が「一隅を照らす」と題して講演し、教職員と学生併せて約100名が参加した。
 この講演は、同大学の「平成20年度第2回ファカルティ・ディベロップメント(教員の授業内容や教育方法などの改善・向上を目的とした組織的な取組み)委員会研修会」として行われたもの。同大学は平成20年4月に淡路市との公私協力方式により、淡路島唯一の4年生大学として開学し、「一隅を照らす」を建学の精神としている。
 講演で、小林副執行は「一隅を照らす」について、わかりやすく説明され「一隅を照らす精神は、皆さんがこれから歩んでいく看護の世界にも通じるものです。人は他人の痛みには鈍感で、知らず知らずに人を傷つけることもありますが、他人の痛みがわかる人になってください」と話され、学生たちからは真剣に聞き入っている様子がうかがえた。

南総大会で吉田実盛師が講演

南総大会で吉田実盛師が講演

 南総教区本部(浅野玄航教区本部長)は、平成20年10月28日、千葉県「鴨川市市民会館」を会場に、第13回南総教区一隅を照らす運動推進大会を開催。今回の大会には、約600名が集った。
 まず開会式では、福聚教会による奉詠舞、仏教青年会による伝教大師和讃法楽、各方面からの挨拶・祝辞などがあった。
 休憩を挟んでの講演では、兵庫教区眞光院住職の吉田実盛師が、「どう一隅を照らせばよいのだろうか?」と題した講演をされ、宗祖伝教大師の教え、天台宗・一隅を照らす運動の歴史と現在、天台宗徒の根底に持つべき心・生活と宗教的実践をわかりやすく解説された。

近江八幡市文化会館で滋賀大会を開催

近江八幡市文化会館で滋賀大会を開催

 平成20年10月18日、滋賀教区本部(長山慈信教区本部長)では、近江八幡市の近江八幡市文化会館において、一隅を照らす運動推進滋賀大会が開催され、約250名が集った。
 「今、もう一歩踏み出そう」をテーマに行われた大会は、長山教区本部長導師の法楽後、吉田慈敬師による「運動に思いを馳せる・・・運動がめざすもの」と題した講演があり、師は、故山田座主の提唱された「六念」こそ運動がめざすものだとされ、聴衆に解りやすく話された。
 講演の後、檀信徒会長より、踏み出す一歩として、菩提寺に菩提樹と沙羅の植樹をする提案がされ、全支部に所長直筆の「一隅を照らす木」の木札が配られた。
 また、「和みのひととき」として、作曲家の野條叡信師による仏教カンタータの演奏があり、最後に募金の寄託が行われ、この日寄せられた浄財144,931円が地球救援募金に寄託された。

京都大会が眞正極楽寺で開催され、200名が参加

京都大会が眞正極楽寺で開催され、200名が参加

 平成20年10月18日、京都教区本部(穴穂行弘教区本部長)では、京都市左京区の眞正極楽寺を会場に、一隅を照らす運動推進大会を檀信徒会と共催し、宗祖伝教大師に報恩の「宗祖降誕会慶讃法要」に併せて開催、約200名が参加した。
 晴天に恵まれた今大会は、午前10時から教区本部内寺院住職出仕のもと、降誕会法要と写経会法要が厳かに奉修された。
午後1時から推進大会に移り、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長が挨拶。
 続いての講演では「人生っておもしろい」と題し、服飾評論家の市田ひろみ氏が、自らの海外での体験談をまじえ、「衣食足りて礼節を知る」と現代社会における種々の問題例を取り上げ、わかりやすく説明された。

岩手・宮城内陸地震の義援金を寄託

岩手・宮城内陸地震の義援金を寄託

 平成20年9月29・30日、一隅を照らす運動総本部は、岩手・宮城内陸地震支援として宮城県庁と岩手県庁を訪問し義援金をそれぞれに寄託した。
 菅原光中陸奥教区本部長と草別善哉一隅を照らす運動総本部次長が現地に赴き、29日に宮城県庁を訪問し、鈴木隆一保健福祉部長に100万円を、翌30日は岩手県庁を訪れ、岩渕良昭保健福祉部長に義援金100万円を手渡した。この義援金は、6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震の被災者支援のため、天台宗内各寺院等に緊急募金を呼びかけ、8月末日までに集まった1,891,333円に地球救援募金をあわせた200万円。

岐阜市の不動院で三岐大会を開催

岐阜市の不動院で三岐大会を開催

 三岐教区本部(宇野光道教区本部長)では、平成20年9月15日、岐阜市の不動院不動閣において、一隅を照らす運動推進三岐大会を開催し、約200名の檀信徒が集った。
 第一部では、宇野教区本部長のお導師のもと、教区内寺院住職15名の出仕による法要が厳かに営まれた。
 法要後、北嶺大行満大阿闍梨・光永覚道師が「人と仏との結びつき」と題した法話を行い「人生には、いいことがあれば苦労もあり、苦労があれば、いいこともある。苦労は背負って歩くと重いが、身につけると軽いもの。どのように心がけるかが大切なのです」と説かれた。
 第二部では、不動院の信徒2名による滝打水行の後、光永大阿闍梨が、参加者らが願い事を寄せた護摩木の護摩供を修し、ご祈祷された。
 最後に、光永大阿闍梨から参加者へ力のこもったご加持があり、一人一人が真摯に有り難さを噛み締めている様子であった。
 宇野本部長は、大会を寺門興隆の良い機会と位置づけ、教区内の寺院を会場に開催している。