平成21年10月2日、比叡山中学校ボランティア委員の生徒2名と担当教諭が天台宗務庁に来庁され、秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長に、チャリティーバザーの収益金18,111円を地球救援募金として手渡した。生徒は「7月からバザーの準備を始めて3ヶ月間大変だったが、生徒みんなの協力で商品を買ってもらえて、そのお金が人のために役立つのはうれしい。来年も続けたい」と語った。ボランティア委員が一生懸命取り組んで集まった収益金は、地球救援募金として役立てられる。
このバザーは、9月24・25日の両日、比叡山中学校で開催された文化祭の一環として実施され、毎年各クラスから2名ずつ選ばれたボランティア委員20名が企画・主催している。
また、10月5日には、叡山学院生が来庁し、先月末に発生したサモア諸島地震とスマトラ沖地震の義援金として、各3万円ずつを総本部に寄託した。
一隅を照らす運動総本部では、10月6日、磐梯熱海温泉の「郡山ユラックス熱海」において、東日本大会を開催し、会場は3,000人の参加者で埋め尽くされた。
第1部では、同運動総裁である半田孝淳天台座主猊下大導師による法華懺法が厳修され、同運動会長小堀光詮三千院門跡門主らが挨拶を述べ幕を開けた。
第2部は、瀬戸内寂聴延暦寺一山禅光坊住職による「一隅を照らす心」と題した記念法話があった。瀬戸内師は「“命”とは自分以外のものを幸せにするために授かるもの。どうしたら相手が幸せになるのか思いやり、相手の痛みを感じわかちあい、自分の心を燃やして清い心で人生をあるく。これが一隅を照らす心である。」とユーモアを交え聴衆にやさしく説いた。
第3部は、民謡歌手福本恵美さんの民謡と福島教区仏教青年会によるご和讃が披露された。
引き続き、当日会場で集められた浄財が同教区寺庭婦人会の代表より総本部に寄託され、同教区仏教青年会会長の音頭の元、会場に詰めかけた聴衆が心ひとつに“実践3つの柱”を唱和し大会を締めくくった。
平成21年10月1日、岡山教区本部(葉上観行教区本部長)では、第10回一隅を照らす運動推進岡山大会を岡山ロイヤルホテルで開催、10年ぶりに行われた今大会には約800名が集った。
第1部では、一隅を照らす運動総裁の半田孝淳天台座主猊下を大導師に、教区内寺院住職14名が出仕して世界恒久平和祈願法要が厳修された。
次に推進大会に移り、同運動会長の小堀光詮三千院門跡門主が挨拶、濱中光礼同運動理事長と武覚超副理事長が祝辞を述べた。続いて実践者表彰が行われ、会長賞2名と教区表彰3名に賞状が手渡された。
その後、常楽院法流の永田法順師による琵琶法要が行われた後、地元岡山出身でロス五輪金メダリストの森末慎二氏が「あくなき挑戦」と題し、講演された。体操を始めた小学生時代からオリンピックで金メダルを獲得するまでの体験談をユーモアを交えながら話す森末氏に、会場からは笑いが絶えなかった。
最後に、葉上教区本部長から秋吉文隆総本部長に地球救援募金30万円が手渡され、閉会となった。
一隅を照らす運動公開講座(主催:一隅を照らす運動総本部)が平成21年9月29日に天台宗務庁(大津市坂本)で開催された。第9回となるこの度の公開講座では、演題「一日一生」と題し、延暦寺一山長寿院住職・酒井雄哉師(千日回峰行者)を迎え、一般市民など約300名の参加者があった。
酒井師は、「生きている事がすでに幸せなので一日一日を大切にして、何事に対しても感謝の心を持って暮らしましょう」など修行体験の話を混ぜながらユーモアに分かりやすく話された。
また、参加者からは「現在主人の病気と認知症の介護をしておりますが、今日一日を優しく生きて、又明日をより優しく生きていこうと思います」などの感想が聞かれた。 (第1部・講演)
次いで、「阿闍梨さんを囲んで」と題して、先生に質問の時間が持たれ、参加者から「人は何の為に生まれ生き、死ぬのか」などの質問に対して日常の話を用いて、答えられた。 (第2部・対談)
平成21年9月2日、神奈川教区本部(溝江光運教区本部長)では、一隅を照らす運動神奈川中央大会を神奈川県立音楽堂を会場に開催、約1,050名の参加者が集った。
第一部では、溝江教区本部長を導師に参加者全員での法楽が行われた。その後、溝江教区本部長と秋吉文隆一隅を照らす運動総本部長の挨拶があった。
第二部では、聲明公演として、小堀光雄清柳院住職による解説にはじまり、大久保信祥無量院副住職による旋律指導。さらに、同教区仏教青年会による公演があった。
第三部では、作家・五木寛之氏による「慈のこころ 悲のこころ」と題した講演。 また、五木氏は、この日の聲明公演に大変感動された様子で、聲明が自己の研究分野であることから聲明について熱く話され参加者は聞き入っていた。
なお、当日、会場で集められた浄財60万円が、地球救援事務局に寄託された。
「きらめき」第18号(お彼岸号)が発行されました。
「生命」「奉仕」「共生」の3つの柱をコンセプトに年4回発行しております。
詳しくは下記関連リンクより 関連リンク:「きらめき」第18号
平成21年7月23日、神奈川教区圓満寺住職・西郊良光師(一隅を照らす運動顧問)が来庁され、シェーメン小学校図書室建設支援金70万円を秋吉文隆総本部長に手渡された。
西郊師は昨年、神奈川教区の支援で平成10年に建設したシェーメン小学校を再訪した際、現地の教員や村人から図書室を新たにつくって欲しいという要望を受け、支援を検討してきた。シェーメン小学校では当時より生徒数が増加したため教室が足りず、図書室を教室として使っており、今は図書室がない状態だという。
70万円の支援金は、神奈川教区から30万円、圓満寺と大聖寺(山本忍友住職)からそれぞれ20万円で、総本部では西郊師から依頼を受けて、この支援金を含めた120万円をBAC(仏教救援センター)を通じて支援する。