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第4回内モンゴル植林ツアーに視察参加

第4回内モンゴル植林ツアーに視察参加

 去る5月6日から11日までの日程で「第4回内モンゴル植林ツアー」に秋吉文隆総本部長が、視察参加した。
 このツアーを主催したのは、長野県飯田市下伊那地方の有志の会で作る「内モンゴルの砂漠を緑化する会・NPO法人草原の風」(代表:中田忠夫氏)。同会は、内モンゴル出身で飯田市在住の佐々木ハスゲレルさんが始めた植林活動を支援しようと、平成16年に発足。これまでに実施した3回のツアーで、柳や薬草など計約1万本を植えられています。
 昨年11月にハスゲレルさんらが天台宗務庁に来庁、総本部に植林支援の依頼があり、それを受けて今回のツアー参加となった。
 秋吉部長を含む19名の一行は、中華人民共和国の首都北京から西に1,000kmの内モンゴル自治区オトクチでの植林活動と子どもたちや村人との交流をはかった。

【柳の苗木とポプラを2,000本。ヤンサイ草を植林 】
7日には、オトクチ市街から植林地域へ移動、午前10時より現地林業局主催のオープニングセレモニーに出席し、秋吉総本部長から活動支援金として30万円の目録をオトクチ人民政府副市長シャンリーチャン氏へ手渡された。
 その後、植林現場に向かい植林を開始、集まった現地の人々は150名。中には、ラマ教寺院のチョンクル住職をはじめ僧侶数名・林業局職員50名・中学生40名も含まれていた。植林期間中を通して内モンゴルTV放送局と内モンゴル日報新聞社の取材があり、大々的に取り上げられた。
現場にあるのは、大きなスコップのみで、近代的な機器は一切なし。2m位の柳の苗木を植えるのに深さ1m・直径50cmの穴を掘って埋めるという原始的な方法であった。
 その他、ソリゲミョ寺院(ラマ教)参拝や林業局との交流夕食会に参加、過去3回に植林された場所を視察した。
 また、オトクチ市街では、モンゴル病院・オトクチ中学校を訪問し総本部より記念品を贈呈した。中学校では、日本語授業と全寮制の相部屋宿舎を見学した。総本部としては、教育支援についても前向きに検討して行く。