たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

一隅を照らす運動ニュース

栃木教区一隅を照らす運動のつどい

栃木教区一隅を照らす運動のつどい

栃木教区本部(源田俊昭教区本部長)では、令和元年5月31日に栃木県日光市の「觀音寺」を会場に、第五回一隅を照らす運動のつどいを開催し、約300名の一般参加者が集まった。
はじめに源田本部長を導師に法楽が執り行われた。法楽に引き続き主催者の源田俊昭教区本部長・觀音寺住職千田孝明師から挨拶があり、その後来賓の日光山輪王寺小暮道樹御門主・杜多道雄天台宗宗務総長・森定慈仁一隅総本部長より祝辞が述べられた。
講演会の部では、はじめに露の団姫師による仏教落語が披露され会場は笑いに包まれた。
引き続き延暦寺一山円竜院御住職宮本祖豊師を講師に「比叡山の修行」と題した講演が行われた。宮本師は伝教大師の教えを受け継いだ数々の修行は、「一隅を照らす」人材の育成を理想としているとし、一隅を照らせる人が千人万人増えることで世界を平和にすることができるという伝教大師の思いを参加者に伝えると、宮本師の一言一句に頷きながら目頭を押さえる参加者の姿も見られた。
休憩をはさみ、「古田佳子&舞琉華瑠」による和楽器と二胡で奏でるミニコンサートが披露され、講演会の部は、笑いあり涙あり癒やしありの穏やかな時間が流れた。
栃木教区では、一般の方々に一隅を照らす運動の精神に触れていただくために、新聞広告・チラシ等で参加を呼びかけ、今回は特に地元の商店街(日光表参道鉢石会)の協力を得て、教区住職・仏教青年会・寺庭婦人会・保育連盟等が力を合わせて取り組んだ運動発足50周年の一隅のつどいは、大盛況のうちに幕を閉じた。