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一隅を照らす運動ニュース

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タイ交流親善視察団を派遣

タイ交流親善視察団を派遣

 総本部では、平成22年3月1日から6日までタイ交流親善視察団を派遣、今回の視察団には5名が参加し、総本部からは事務局として草別善哉総本部次長が同行した。一行は、総本部が長年支援している、バンコク市内クロントイスラムのドゥアン・プラティープ財団とシャンティ国際ボランティア会(SVA)の事務所、プラティープ財団「生き直しの学校」チュンポーン校・カンチャナブリ校などを訪問した。
 3月2日、一行は、タイ南部のスラタニ県にある「生き直しの学校」チュンポーン校を訪問。ここは、親からの暴力、スラムの社会的圧力から自信を失い、麻薬や犯罪に逃げ場を求めてしまった青少年を立ち直らせる施設である。現在、15歳から25歳までの青少年37人が規律正しい集団生活を送る中で、3~5年をかけて麻薬の更生をした後、主に農業訓練や職業訓練などを受けている。
 また、総本部の支援で開墾したマンゴスチンやココナッツの果樹園、20年前から造ってきたゴム園やアブラヤシ園の収益で、運営費の約半分を賄えるまでになっている。
 翌3日は、バンコクに戻り、プラティープ財団とSVAの事務所を視察。
 最初に訪れたプラティープ財団事務所では、財団が運営する幼稚園の園児たちから熱烈な歓迎を受けた後、総本部が継続している「生き直しの学校」支援金100万円が今団団長の西郊良光顧問からプラティープ女史に手渡された。
 続いて、参加者で茨城教区圓福寺住職の本田純道師が50万円を同女史に手渡した。これは、「生き直しの学校」カンチャナブリ校のアブラヤシ農園事業への支援金。本田師は平成16年にも同事業へ300万円を支援している。財団では、収穫したアブラヤシの実を搾油工場へ運ぶトラックが小型で老朽化しているため、中型トラック購入のための募金を呼び掛けており、支援金はその費用に充てられる予定だ。
 次に訪れたSVAでは、草別総本部次長からアルニー事務局長に支援金30万円の目録を手渡した後、日本人スタッフからパソコンを使って現状の活動報告を受けた。
 4日には、虐待や非行の背景が、チュンポーン校の青少年よりも複雑で深刻な少女や低年齢児が暮らす「生き直しの学校」カンチャナブリ校を訪問。ここは財団設立25周年を記念し、6年前に本田師などの支援により総本部がアブラヤシ600本を植樹している。
 現在、カンチャナブリ校には、5歳から25歳の青少年48人が共同生活を送っていて、アブラヤシ農園づくりを主とした農業訓練、ベーカリールームや薬草石けんづくりなどの職業訓練を受けながら近くの学校に通っている。
 5日、一行は世界文化遺産の古都アユタヤを見学し、帰国の途についた。