たすけあい共に輝く命がある 天台宗 一隅を照らす運動 The Light Up a Corner of the World Activities

仏教 今日のひとこと

お釈迦さまや天台大師はもとより、伝教大師はじめ日本仏教各宗派の祖師のお言葉は、
仏教の教えに裏打ちされた大変素晴らしいものです。

このコーナーでは、仏教に関する珠玉の名言を「仏教 今日のひとこと」として紹介します。

それぞれの言葉には味わい深いものが数多くあり、みなさんの日々の生活指針になれば幸いです。

  • No.076
  • ふればぬれ ぬるればかわく袖のうえを あめとていとう人ぞはかなき
  • 一遍上人(時宗開祖。1239-1289)
  • 意訳

    雨が降れば当然濡れる。濡れた着物も太陽が出れば自然に乾く。雨にこだわっている人の哀れなことよ。下野国(現在の栃木県)の小野寺で通り雨に見舞われ、尼僧たちが袈裟や衣を脱ごうとした時に詠まれたもの。一時の雨に濡れただけの衣服にこだわる心を捨てることのできない様子に、「執着するな」ということを言いたかったのであろう。

  • 出典

    『一遍上人聖絵』

  • 解説

    実弟の聖戒の作成で円伊筆。一遍上人は大勢の念仏者と一緒に全国を遊行したが、常に孤独を抱えながら、「捨ててこそ」「独一である」と世の儚(はかな)さ、虚しさを説き、南無阿弥陀仏のお念仏を唱え、ただ歩き続けた。