ここにまず、よき家庭をつくるということを第一番に考えて、黙って実行することにしようじゃありませんかと申し上げたい。つまり、行いによって心を伝える以外に続ける道がないからであります。実はこれも伝教大師様の思し召しであります。
御仏(お仏壇や仏間)にお参りになった後で、すぐに立たれずに、じっと御仏様のお姿を拝みながら、第一番目に私は天台宗の僧侶として、檀徒として、昨日の行為や考え方について反省すべきことはないかと、まずはじめに昨日を思い出していただきたい。そうして、もし反省すべきことがあるならば、直ちにそれを改めることにしたならば、心も落ち着き、勇気が湧きます。これが第一番目の第一念。昨日のことについて反省すべきことがありはしないかということです。これが第一番目であります。
一隅を照らす運動に熱中すればするほど、この六念をしっかりと持っていただきたいということをぜひお願いしたいのであります。
どうぞ、あまり難しく大きく考えずに、身近なことから手直ししていただくという気持ちをもって、今後のご精進をいただきますならば、誠に有り難いと思います。(終)